柄本明の“船頭”、謎の少女の出現で変わっていく…オダギリジョー監督『ある船頭の話』予告
クリストファー・ドイルによって切り取られた美しい日本の原風景、そしてトイチが様々な客人のよもやま話に耳を傾けながら川の渡しをする様子は、舟の上で起こるドラマを期待させる。
橋の完成が近づき、“役に立たないものはみんな無くなっていく”という会話は、日々めまぐるしく進化していく現代で何か大切なものを失っていないかと考えさせられる言葉。やがて渡し舟を漕ぐようにゆったりと流れていく映像から一転、突然現れた少女、聞こえてくる“一家皆殺し”のうわさ、凶器を持った男などによって不穏な空気が漂い始める。美しい映像に魅せられながらも、この村に、そして時代に取り残された船頭・トイチに、何かが起こることを予感させる予告編となっている。
『ある船頭の話』は9月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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ある船頭の話 2019年9月13日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開
© 2019「ある船頭の話」製作委員会
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