くらし情報『【インタビュー】脚本家・徳尾浩司、絶妙なバランスで成り立つ『おっさんずラブ』の軌跡「想いが溢れて爆発しちゃった」』

2019年8月26日 07:45

【インタビュー】脚本家・徳尾浩司、絶妙なバランスで成り立つ『おっさんずラブ』の軌跡「想いが溢れて爆発しちゃった」

(志尊さん)。狸穴は、さらに牧の本社でバリバリ仕事をする、仕事の理解者としての立ち位置でもある。テーマの「家族と夢」という両方のテーマを支えるキャラクターを入れたつもりです。

――脚本家によってはセリフを変えることを好まない方もいらっしゃるかもしれないんですが、徳尾さんはどう見ていますか?

僕、自分がどう書いたか一言一句覚えているわけではないので、映像を見て「ここ、違うな」とは、思わないんです。シリアスとコメディの2パートあったら、シリアスなところは脚本通りやらないと意味が通らないですし、心情がずれてしまうのでほとんど変わらないと思いますが、コメディ部分は脚本通りやっても面白くならないこともあるというか、ひとりが違うことをしたときに、空気で合わせてやっていくことが大事だと思うんですね。脚本にある文字を一言一句違わず追うことが一番大事なことではなくて、そのシーンの意味をみんなが脚本から汲み取り、理解してやることが大事なので。そこを瑠東監督が、うまくさばいてれていますよね。笑いの部分は特に、瑠東監督じゃないとできない。
だから、たとえ書いたセリフと違っていても、ちゃんと面白くなっているのでいいのです。

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