【どちらを観る?】姉兄派? 妹弟派? 夏に観たい、ほろ苦く、心温まる“家族”映画
(Photo:cinemacafe.net)
事件現場の清掃業という怪しげな仕事をきっかけに、どん底だった人生を再生させていく姉妹の奮闘を描く『サンシャイン・クリーニング』と、父親の葬式で顔を合わせた兄弟とその親族がユーモラスな騒動を繰り広げる『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』。ほろ苦いストーリーをユーモアとハートウォーミングな感動でコーティングした2作が公開。その両方で見つめられているのが、どこにでもあるリアルな家族の姿だ。
エイミー・アダムスとエミリー・ブラントという、旬の実力派女優ふたりの共演も話題の『サンシャイン・クリーニング』は、日常を好転させられない姉妹が主人公。エイミー演じる姉は8歳の息子を抱える30代半ばのシングルマザー。ハイスクール時代は学園の人気者だったが、元恋人との不倫関係を清算できない上、低賃金の仕事をこなす毎日を送っている。かたやエミリー演じる妹も、バイトをクビになる日々の繰り返し。そんなどん底姉妹が、ひょんなことから犯罪現場の清掃業を始めることになる。
同じ製作チームが手がけた『リトル・ミス・サンシャイン』と同様、描かれるのはダメダメ人生にもがく普通の人々。