3D・ワンシークエンスの詩的映像体験へ!中国発『ロングデイズ・ジャーニー』公開決定
本作の見どころは、何と言っても後半部分に仕掛けられた、映画史上初ともいえる“上映の途中から展開される3Dのワンシークエンスショット”という演出。物語の中盤で劇中の主人公が映画館に入り、現実と記憶と夢が交錯する世界に入ると同時に、観客も3Dメガネを装着しそれを追体験できる。ビー・ガン監督独自の詩的で美しい映像表現と深く結びつき、これまでの3D映画では味わえなかった、未知の映像体験と世界観が広がる。
自分の過去を辿り迷宮の世界を彷徨う主人公の男を演じるのは、『長恨歌』のファン・ジエ。主人公を翻弄する運命の女を演じるのは『ラスト、コーション』のタン・ウェイ。また、キーパーソンとなる2人の女性をシルヴィア・チャンが演じるなど、中華圏を代表する豪華なキャスティングも見逃せない。
なお、本作に合わせ、これまで未公開だったビー・ガン監督の長編デビュー作『凱里ブルース』も2020年4月よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開が決定している。新旧2作品の公開を記念して、“Begun, Bi Gan”と題した動画も公開されている。
『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』は2020年2月28日(金)