くらし情報『【インタビュー】『ドクター・スリープ』監督、キングとキューブリックに敬意を払い新たな挑戦へ』

2019年11月28日 08:15

【インタビュー】『ドクター・スリープ』監督、キングとキューブリックに敬意を払い新たな挑戦へ

もちろん、2013年に発表された「ドクター・スリープ」の原作小説が発売された日のことも鮮明に覚えている。

「キングは、キューブリックがトランス一家の背景について映画で変更した点を投げ捨て、自分の視点からだけに限ってストーリーを続けていて…。愛読者にとっては、その綱引きはじつに刺激的だった。キューブリックがあの題材から創りだしたものは、彼の作品として象徴的であり、ポップカルチャーの中、そして映画ファンとしての僕の頭の中にしっかり入りこんでいた。そのキューブリック版を積極的に無視し、まったく別の方向へ読者を導くこの小説を読んで、すごくワクワクしたよ」。

そこには、映画『シャイニング』には盛り込まれなかった多くのテーマが蘇っていた。「特筆すべきは、キング自身と同じレベルの依存症に焦点を当てたことと、贖罪についても触れている点だ。僕が最初に感じたのは、『このストーリーはすごくいい』ということだった。
僕は、ダニー、アブラ、ローズ・ザ・ハットという3人のキャラクターたちも大好きだ」。

また、「『シャイニング』と『ドクター・スリープ』の間にある矛盾もとても気に入った」と監督は続ける。「それは、依存症と回復、迫りくる氷と炎。

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