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Netflixがエドガー・アラン・ポーの短編小説「アッシャー家の崩壊」をリミテッドシリーズ化するにあたり、ホラーを得意とするマイク・フラナガン監督(『ドクター・スリープ』)を起用した。フラナガン監督はここ2年でNetflixのドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」、その続編の「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」、「真夜中のミサ」を手がけてきた。今回のドラマには、監督・製作総指揮として携わる。Netflixによれば、全8話のリミテッドシリーズになるとのことだが、「アッシャー家の崩壊」だけでなくポーの「複数の作品」を基にしているとのこと。フラナガンと、『ドクター・スリープ』で撮影を担当したマイケル・フィナモリが、4話ずつ監督するという。フラナガン監督はツイッターで「このドラマをすごく楽しみにしています。いままでやってきたものとは全く別のものになる。まもなく詳細をお知らせします」と報告&予告。監督仲間のメアリー・ランバート(『ペット・セメタリー』)から「ワオ。おめでとう、マイク。私もポーの作品を監督したいとずっと思っていた。あなたの大成功を確信している」、ファンからは「Netflixでホラーの傑作を撮り続けてくれてありがとう」「すごく楽しみ。ポーの世界が映像で戻って来るなんて」などのコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月07日スティーヴン・キングの原作を映画化した『ドクター・スリープ』。現在デジタル先行配信中、本日4月8日(水)よりブルーレイ・DVDがリリースされることを記念して、映像特典から原作者キングとマイク・フラナガン監督、主演ユアン・マクレガーによるインタビューの一部が公開された。この度公開されたのは、特典映像に収録されている<シャイニングからドクター・スリープへ>の映像の一部。監督・脚本・編集を手掛けるフラナガンは、子どもの頃からキングのファンで、スタンリー・キューブリック監督による『シャイニング』に影響を受けているひとりでもある。「『シャイニング』の世界に戻りダニーに会えること、自分が監督できることが光栄だった」という彼がメガホンをとった本作は、キング自身やキューブリックの遺族らが太鼓判を押すほどで、原作と映画の違いもうまく調和させながら続編となる世界を作りあげている。彼は本作について「この映画はホラー映画の金字塔の続編であり、多くの影響を与えた象徴的な人物が出てくる。それはダン・トランス(ダニー)だ。彼は暗く恐ろしい世界で、まだ“シャイニング(特殊な力)”について悩んでいる。彼の旅の続きを描くんだ」と話す。「ホラー的な要素はキャラクターと同じ力を持つ。僕はそう信じている。それはスティーブン・キングの本を長年読んで学んだことなんだ」。一方、原作者であり、ダニーの生みの親であるキングは登場人物を描く際に「アタマの中にアイデアはあっても、登場人物の顔は見えない。本の中では身体的な描写をあまり書かない」と明かす。その理由は「彼の目で世界を見ているから」と語る。主人公であるダン・トランス(ダニー)役のユアンは、「ダニーは5歳で父を亡くし、父親のトラウマを抱えている。恐ろしい体験をした少年は、“シャイニング(特殊な力)”とどう向き合うかを考えた」と演じるにあたっての思いを語っているが、そんなユアンについて、キングは「映画を見ているとユアン・マクレガーが演じているダニーだとは思わなくなる。ダニー自身だと思うんだ。僕が描いた通りの人物だ」と、満足そうな表情で答えている。『ドクター・スリープ』はデジタルセル・レンタル先行配信中、ブルーレイ/DVDセルリリース・レンタル中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2020年04月08日スティーブン・キング原作『シャイニング』の40年後を描いたユアン・マクレガー主演『ドクター・スリープ』が、3月11日(水)よりデジタルセル・レンタル先行配信、4月8日(水)ブルーレイ・DVDリリースとなることが決定した。『IT/イット』シリーズのスティーブン・キング原作映画は、“シャイニング=特別な力”を持つ者と、それを狙う邪悪な力を持つ集団との戦いを描く。ホラー映画史を変えたスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』の40年後となる本作の監督には、キング原作の『ジェラルドのゲーム』を手掛けたマイク・フラナガンが起用。キング、キューブリックを敬愛する彼は、キングだけでなく、キューブリック遺族も太鼓判を押すクオリティの作品を作りあげ、多くの人の脳裏に焼き付いている印象的なシーンや、キャラクターが登場するオマージュも多数散りばめられた。映画ファン納得の実力派俳優が集結!幼い頃に経験した壮絶な惨劇を生き延び、大人になり再び“特別な力”を持つことになった主人公ダニーことダン・トランスには、ユアン・マクレガー。邪悪な集団のリーダー的存在であるローズ・ザ・ハットには、レベッカ・ファーガソンをはじめ実力派俳優が集結。また、本作が映画デビュー作となるカイリー・カランがダニーと同じ力を持つ少女・アブラ役を印象的に演じ、さらに『シャイニング』で少年ダニーを演じたダニー・ロイドがカメオ出演した。日本語吹替版を初収録!森川智之&皆川純子の豪華声優コンビが務めるさらにブルーレイ、DVD、デジタル配信には劇場公開時にはなかった日本語吹き替え版を初収録。ダニーの日本語吹き替えは、ユアンをはじめ、トム・クルーズ、キアヌ・リーブス、ブラッド・ピット、ジュード・ロウなど数々のハリウッド・スターの吹き替えを務めている森川智之。そして、レベッカ演じるローズの声は、アニメ「テニスの王子様」の主人公・越前リョーマ役などを代表作に持つ皆川純子が担当。日本語吹き替えでも、人気実力派声優コンビが迫真の演技で魅せる。なお、初回仕様セルブルーレイには、未公開シーンなど約28分が追加されたディレクターズカット版が収録される。『ドクター・スリープ』は3月11日(水)よりデジタルセル・レンタル先行配信、4月8日(水)よりブルーレイ/DVDセルリリース・レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2020年01月24日歴史的最高傑作『シャイニング』から40年。237号室、バスタブの中の老婆、双子の姉妹、そして血のエレベーター…、あのホテルの呪いが再び解き放たれる『ドクター・スリープ』。この度、世界を問わずに使われる魔法の言葉“アブラカダブラ”からネーミングされた(?)ヒロイン、アブラの幼少期を描く本編映像が解禁となった。SNSやレビューサイトでは、「マイク・フラナガン(監督)は正当なキングの継承者」「『シャイニング』を観ていなくても楽しめます。でも『シャイニング』を観ていればその100倍、楽しめます。圧倒的に正しい続編映画」「やっぱりユアン・マクレガーはいい仕事しますね!あとアブラ役の女優さんもすごいキュートでした!」「レベッカ・ファーガソンのヒールっぷりがいい」といった激賞レビューが続出する本作。この度解禁となった本編映像では、ユアン演じるダニーと同じ“特別な力=シャイニング”を持つ少女アブラの、驚くべき幼少期が明らかに!それは、アブラの5歳の誕生会のシーン。盛大に祝福され、彼女が両親に愛されていることがよく分かる。パーティーの途中、プリンセスに扮した幼きアブラが、母ルーシー(ジョセリン・ドナヒュー)に秘密のカードを渡す。そこには“HELLO”というメッセージが書かれている。これは、遠く離れたダニーに向けられた最初のメッセージとも重なる。さらに誕生会では、マジックショーも。マジシャンが「魔法の呪文を知っている人?」と聞くと、アブラは「アブラカダブラ」と自身の名前に似た呪文を唱える。マジシャンが、手を使わずにスプーンを鼻にくっつける芸を披露すると、「私もできる」とアブラ。パーティーが終わり、父デイブ(ザッカリー・モモ)が片づけにキッチンに入ると、妻が呆然と立ち尽くしている。床にフォークやナイフが散乱した様子を見て、泥棒に入られたのかと思ったが、妻は天井の上を見るように促す。なんと天井には、まるで磁石の力に引き寄せられたかのようにたくさんのスプーンがくっついているのだ。状況を飲み込めず後ずさる両親の後ろから「アブラカダブラ」と唱える声がする。ふり返るとそこには満面の笑みを浮かべたアブラの姿が。ただ呆然とする2人の表情を見て、良かれと思って「スプーンをくっつけた」アブラの表情は徐々に沈み、目線を落とした瞬間、スプーンが音を立てて一斉に落ちていくのだった…。幼き頃のダニーと同じ5歳、まだ自分が“特別な力=シャイニング”を持つことを知らないアブラ。大人になったダニーは過去のトラウマから力を封印し暮らしているが、アブラはどのようにこの力と向き合っていくことになるのか。数年後、不可解な児童連続失踪事件をきっかけに出会うことになる2人の関係に注目してほしい。『シャイニング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年12月08日《text:宇野維正》スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)といえば、映画ファンなら誰もが知っているホラー映画の名作中の名作とされている作品だ。しかし、タイトルの「シャイニング」という言葉が意味するものについては、作品の序盤にダニー少年とオーバールック・ホテルの料理長ハロランとの会話の中で触れられるものの、物語が進行するにつれて主題からは離れて、ホテルの呪いと、ダニーの父であるジャック・トランスの狂気に作品の焦点が絞られていく。(同作のポスターやソフトのパッケージ写真にもなった)ジャック・ニコルソン演じるジャックの形相。彼のタイプライターに残された文字。ホテルの廊下に立つ双子の少女。237号室の女。映画『シャイニング』は、後世まで語り継がれ、オマージュやパロディの対象にもなってきた数々のインパクトあるビジュアル・アイコンを生み出すことになったが(それらのほとんどは映画『ドクター・スリープ』にも登場する)、原作者スティーブン・キングが小説『シャイニング』のタイトルに込めた主題は、キューブリックによって生み出されたビジュアルのインパクトによって忘れ去られてしまったかのようだった。少なくとも、映画『シャイニング』が公開されてから39年間の映画史においては。映画『シャイニング』への批判、その二つの理由キングは公開当時からキューブリックの映画『シャイニング』への強い不満を公言していて、それは映画が世界中でヒットして、傑作としての評価を確立した後も変わらなかった。いや、むしろ同作が評価されればされるほど、その思いは募っていったのだろう。映画化から17年が経過した1997年、「もうこれ以上、映画『シャイニング』の批判をしないこと」を条件に、映像化権を保持していたキューブリックから許諾を得て、自身が脚本を手がけたテレビシリーズ(ABCで放送。全3エピソード、計4時間33分)の制作に乗り出した。作品の評価は上々だったものの、現在と違ってテレビシリーズは映画より下のものと見做されていた時代であり、ましてその比較対象はあのキューブリックだ。映画『シャイニング』で定着した作品のイメージを払拭するまでには至らず、その2年後にキューブリックが亡くなると、キングは再び映画『シャイニング』への批判をするようになった。原作者が映画版への不満を漏らすこと自体は珍しいことではないが、映画『シャイニング』へのキングの長年にわたる執拗な批判には二つの大きな理由があった。一つは、「アルコール依存症の父親に怯える妻と息子」というキングの幼少期の実体験に基づく物語の骨子が、ジャック・ニコルソンのエキセントリックすぎる演技もあって後景に追いやられてしまったこと(例えば、原作での妻のキャラクターは映画のように「受け身」の女性ではない)。もう一つは、作品のタイトルにもなった息子ダニーの持つ力「シャイニング」(特別な力)が、冒頭でも述べたようにおざなりに描かれているところだ。キングにしてみれば、映画『シャイニング』は「自分(息子)と母(妻)を脇に追いやって、憎らしい父親(主人公)ばかりに焦点を当てた作品」ということになるわけだ。原作「シャイニング」が発表されたのはキングがまだ20代だった1977年のことだが、後に彼はこのタイトルが、ジョン・レノンがプラスティック・オノ・バンド名義で発表した「インスタント・カーマ」(1970年)の歌詞からのインスピレーションであったことを明かしている。つまり、《Well we all shine on / Like the moon and the stars and the sun》(そう、僕らはみんな輝くことができる/月のように、星のように、太陽のように)の「輝く」の部分だ。ちなみにレノンはキューブリックとJ・R・R・トールキン「指輪物語」の大ファンで、ビートルズ在籍時にキューブリックのオフィス(キューブリックは1961年にニューヨークからロンドンに移住して以来、生涯ロンドンに活動拠点を置いた)を訪れて、ビートルズとして出演も楽曲の提供もするから「指輪物語」を映画化してほしいと直談判したが、キューブリックはそのアイディアを却下した。『ドクター・スリープ』は映画続編&映像化作品として完璧な仕上がりに話を戻そう。映画『シャイニング』では、主に「悪しきもの」を呼び寄せる力として描かれていた「シャイニング」(≒特別な力)だが、レノンの歌詞からのインスピレーションであることからわかるように、本来そこには「善きもの」をこの世界にもたらす力という側面もあった。そして、それはきっと少年時代のキングにとっては、アルコール依存症の父親に支配された家庭の中で自分の未来を信じる力でもあったはずだ。マイク・フラナガンによる映画『ドクター・スリープ』が、その「シャイニング」(≒特別な力)をめぐる「善」と「悪」の戦いの物語となったのには、そのように正当な理由があるのだ。キングが小説「シャイニング」の続編となる小説「ドクター・スリープ」を発表したのが2013年。その映画化をマイク・フラナガンが手がけるとの第一報が入った時、彼ほどの適任はいないだろうと思った。キングもその強い影響下にある作家、H・P・ラヴクラフトへのオマージュに満ちた『オキュラス/怨霊鏡』(2014年)、まるで『シャイニング』のように少年の見た悪夢(ビジョン)が現実の世界に侵食していく『ソムニア -悪夢の少年-』(2016年)。フラナガン作品は、その物語設定や状況設定の面白さだけでなく、若手監督によるホラー映画にありがちな「投げっぱなし」には終わらず、その初期作品から見事な「まとめ力」と「着地点の美しさ」が特徴的だった。映画『ドクター・スリープ』においても、『シャイニング』が小説と映画で結末が異なることを逆手にとったオーバールック・ホテルでのクライマックスを用意することで(ちなみに小説では『シャイニング』の時点でホテルは焼失している)、映画『シャイニング』の続編として存分に楽しめる作品でありながら、小説「ドクター・スリープ」の映画化としてもパーフェクトと言っていい仕上がりとなっている。ちなみに、キングは今回のフラナガンによる映画『ドクター・スリープ』を絶賛している。ところで、作品の公開後にこちらが目をキラキラ(シャイニング)させて「『ドクター・スリープ』観た?」と訊くと、「いや、ホラー映画が苦手だから『シャイニング』も観たことがなくて」というリアクションをされることが思いのほか多い。敢えて言ってしまうが、映画『シャイニング』は(キングがなんと言おうと)間違いなく映画史に残る名作ではあるが、ホラー映画好きからすると決して「怖い映画」の部類には入らない。そして、今回の映画『ドクター・スリープ』はさらにホラー映画というジャンルから離れて、ストレートなエンターテインメント大作となっている。「特別な力」が物語の推進力になっているという点では、それこそスーパーヒーロー映画のような。あるいは、本作の主人公ダニー役のユアン・マクレガーがかつて演じ、今後スピンオフで再演することも決定しているジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービ(『スター・ウォーズ』)さえ彷彿とさせるような。なので、ホラー映画が苦手な人も安心して楽しんでいただきたい。(text:宇野維正)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年12月03日スタンリー・キューブリック監督による傑作『シャイニング』の新たな恐怖を描いた『ドクター・スリープ』が現在公開中。少年だったダニーが本作では主人公となり、40年の時を経て、再び恐怖に巻き込まれてしまう様が描かれる。ホラー界の帝王スティーヴン・キングが、2013年に発表した小説を基に映画化された本作。40年前に雪山で狂った父親に殺されかけたダニーは、現在もトラウマを抱えながら生き、人を避けるかのように孤独に暮らしていた。そんな彼の周りで、児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が起きる。ある日、ダニーの前に謎の少女が現れるのだが、彼女は特別な力でその事件を目撃してしまったのだという。やがてふたりは事件の謎を追う中で、あの惨劇が起きた、『シャイニング』のホテルに辿り着くことに。亡霊たちが巣食い、人を狂わせる呪われたホテルで起きる新たな恐怖とは一体……。『シャイニング』での惨劇から40年。本作で40年の時を経た主人公・ダニーを演じるのは、『プーと大人になった僕』『美女と野獣』『T2 トレインスポッティング』などのユアン・マクレガーだ。幼い頃に壮絶な過去を体験したダニーを、硬軟自在な俳優であるマクレガーがシリアスに演じている。その他のキャストには、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』『グレイテスト・ショーマン』などのレベッカ・ファーガソン、期待の新人のカイリー・カランが謎の少女アブラという大役を務める。メガホンを取ったのは、Netflixで配信されたキング原作映画『ジェラルドのゲーム』も記憶に新しいマイク・フラナガン。彼の恐怖演出、そしてスペクタキュラーなシーンの数々から目が離せないこと必至だ。不気味な双子の姉妹や、大量の血が流れ出すエレベーターなど、『シャイニング』公開から39年の時を経てもなお語り継がれる名シーンの数々も登場。往年の映画ファンも思わず唸ってしまうに違いないだろう。あの“惨劇の恐怖”を、再び劇場で味わっていただきたい。『ドクター・スリープ』全国公開中
2019年12月01日スティーヴン・キングが仕掛ける“最大の謎”、呪われたホテルが目を覚ます『シャイニング』。待望の日本公開を迎えた本日11月29日(金)、ユアン・マクレガーらが語る特別映像が解禁となった。すでに試写会鑑賞者から、「キューブリック版のシャイニングと繋がるように、尚且つ前作でキングが納得いかなかった不足要素が描かれつつ完結してる」「恐怖と感動が同時に来るという新体験」「ファンによるファンのための続編映画」「ホラーは大の苦手だけど、それを感じさせないぐらい圧倒させられた」といったレビューが続出中の本作。マイク・フラナガン監督は、スティーヴン・キングの原作とスタンリー・キューブリック版の映画の要素を見事に融合させた。今回解禁となったのは、独立した作品でありながら『シャイニング』の40年後を描いた完結編でもある『ドクター・スリープ』を、キャストのユアン・マクレガー、カイリー・カラン、レベッカ・ファーガソンが解説する特別映像。映画『シャイニング』との関連性について、大人になったダニーを演じたユアンは「緊張感とサスペンス感が『シャイニング』に似ている」と、本作で描かれる“新たな恐怖”は『シャイニング』のサスペンスフルな描写が受け継がれていると語る。と同時に、「『ドクター・スリープ』の原作は、『シャイニング』の原作を読んでいなくても楽しめる。同様にこの映画単体でも楽しめる」と、続編でありながら独立した映画であると話す。40年前、父ジャックが起こした惨劇で生き残ったダニーは、周りで起こる不可解な児童連続失踪事件を特別な力で「目撃」した少女アブラと出会う。演じたカイリー・カランは、特別な力に悩まされて成長したダニーに同情したという。「『シャイニング』のその後を描いているのが面白い。大人になったダニーも注目ポイント」という。ダニーはカランが演じるアブラと出会ったことで、自分の“特別な力=シャイニング”の封印を解くことになる。さらに、本作でもう1人新たに登場するのは、子どもたちやアブラの力を狙う“最恐のヴィラン”ローズ・ザ・ハットだ。ローズを妖艶に演じたレベッカは、『シャイニング』は歴史的な名作だと断言する。「キューブリックは恐怖映画のレベルを上げた。ハラハラさせるにとどまらず、美しい風景の裏で渦巻く底なしの恐怖を感じさせた。この映画はそんな『シャイニング』へのオマージュ」とコメント。舞台となる“呪われたホテル”を再現し、その住人たちを蘇らせた本作は『シャイニング』“完結編”として期待してほしいと語っている。『ドクター・スリープ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月29日『シャイニング』から40年後、雪に囲まれた展望ホテルの惨劇で生き残ったダニーのその後を、ユアン・マクレガー主演で描く『ドクター・スリープ』。鬼才スタンリー・キューブリックが手掛け、現在でも語り継がれるホラー映画の金字塔の要素と、ホラーの帝王スティーヴン・キングによる原作の要素を見事なまでに融合させたのは、キング原作のNetflixオリジナル映画『ジェラルドのゲーム』でも注目されたホラー界の俊英 マイク・フラナガン。キングの著作を初めて手にしたのは小学5年生のときという、根っからのキングファンが、監督&脚本を務めた本作についてたっぷりと語ってくれた。「キューブリック版を積極的に無視し、まったく別の方向へ読者を導く」原作小説「ものすごく怖かったし、僕の世の中への見方を完全に変えてしまった」とフラナガン監督は、初めてキングの小説に触れたときのことをふり返る。「(理解するには)幼すぎたけれど、キングの作品をどんどん読み始めたんだ」と言い、「彼の小説をたくさん読むことが人生におけるひとつの指針につながった。というのは、とても怖がりの子供だった僕は、彼の小説から一瞬で勇気を奮い起こす方法を学んだからだ」。もちろん、2013年に発表された「ドクター・スリープ」の原作小説が発売された日のことも鮮明に覚えている。「キングは、キューブリックがトランス一家の背景について映画で変更した点を投げ捨て、自分の視点からだけに限ってストーリーを続けていて…。愛読者にとっては、その綱引きはじつに刺激的だった。キューブリックがあの題材から創りだしたものは、彼の作品として象徴的であり、ポップカルチャーの中、そして映画ファンとしての僕の頭の中にしっかり入りこんでいた。そのキューブリック版を積極的に無視し、まったく別の方向へ読者を導くこの小説を読んで、すごくワクワクしたよ」。そこには、映画『シャイニング』には盛り込まれなかった多くのテーマが蘇っていた。「特筆すべきは、キング自身と同じレベルの依存症に焦点を当てたことと、贖罪についても触れている点だ。僕が最初に感じたのは、『このストーリーはすごくいい』ということだった。僕は、ダニー、アブラ、ローズ・ザ・ハットという3人のキャラクターたちも大好きだ」。また、「『シャイニング』と『ドクター・スリープ』の間にある矛盾もとても気に入った」と監督は続ける。「それは、依存症と回復、迫りくる氷と炎。キングは1作目の小説から数多くのすばらしい要素を採り、それらを何かまったく新しいものの中で輝かせたんだ」。最大の挑戦――キングとキューブリックが描いた世界を融合させる「僕の中には、キングの小説を忠実なかたちで映画化すべきだという強い思いがある。それと同時に、キューブリックの映画版を崇拝する気持ちもある」と監督は力説する。「当初、自分の中のそのふたつの思いがぶつかり合っていた。でも、その両方を満足させようとするなかで、自分のためにそれをうまくやれたら、観客にも満足してもらえる作品になるんじゃないかと考えたんだ。キューブリックとキングの間の細い綱をいかに渡るかを学ぶプロセスだった。両者に敬意を払いつつ、単独の映画として成り立つ作品を作ること。僕はそれを最初から優先させた」と、絶賛を受けている本作の成功の“秘密”を打ち明ける。「共感できる俳優」ユアン・マクレガーが演じるダニー「ダニーは父ジャックと同じ問題――深刻なアルコール依存症に薬物摂取、そして暴力的な傾向――に苦しんでいる。ジャックはその特質により、呪われたホテルにとってあれほどたやすい標的にされてしまったのだが、ダニーはそれを受け継ぎ、それが彼の人生を決めてしまったんだ」と監督。ダニーは「自分自身の悪魔、強さ、弱さに対処しなければならない欠点だらけの人物であり、自分自身よりもずっと大きいストーリーの中に引き込まれてしまう人物」であり、「彼を演じるには本質的に人が共感できる俳優が必要」だったと明かす。「ユアンは、ダニーに傷ついた人間らしさをすごくもたらしてくれた。彼の演技のなかで、彼がホスピスで患者と一緒にいるシーンが僕はとても気に入っている。美しく、謙虚なんだ。僕がユアンから連想するのはそういうところだね」と語り、「しかも彼は映画史上最大級の作品に出演してきた、まさに“映画スター”なんだよ」と絶賛を惜しまない。加えて、ダニーが抱えるトラウマについても、「ダニーはずっと自分の特別な力=シャイニングに苦しめられてきた。血の海や殺人が見えたりするんだからね。シャイニングのせいで、ダニーはもろくなり、恐ろしいモノの標的にされてきた。だが今、彼はその力のおかげで、まさに命が尽きようとしている人を見て、彼らが心安らかになるために何が必要かがはっきり分かる。それは彼を苦しませてきたこの能力を完全に再解釈させるものであり、彼の人生とシャイニングに初めて目的が生まれる」と語り、「小説においてそのときが、ダニー・トランスがストーリーのヒーローとしてほんとうの意味で登場するときだった」という。キングが生んだ最強のヴィラン、ローズ・ザ・ハットその一方で、レベッカ・ファーガソンが演じたローズ・ザ・ハットは、「スティーヴン・キング小説のかたき役としては長年の中でも最高傑作のひとつ」と断言する。「彼女の体験――非常に長い年月を生きてきたこと、その間にやってきた恐ろしいこと――のどれをとっても、僕たちが心を寄せるようなものは何もない。彼女はあらゆる意味で人間離れしている」。そして、「スティーヴン・キング小説にこれまで登場した多くの悪役と比べ物にならないほどの怪物なんだが、そんな彼女にもどこか、惹きつけられるような、自信に満ちた、とてもチャーミングな側面がある」と続ける。「レベッカ・ファーガソンは僕がこれまでに会った人の中でもとりわけチャーミングな人だ。そして彼女はすばらしい悪役に何が必要かを理解していた。それは、“好かれなければならない”ということだ。恐れられたいけれど、同時に好かれないといけない」と言い、「美しく、色っぽく、人を惹きつける。それこそ彼女の狙いなんだ。彼女はその魅力を利用して人を誘い込むんだよ」というローズ役は、まさしくレベッカにぴったりだろう。また、“3つの異なるストーリーがまとまって1つの点になる”本作のもう1つの物語は、カイリー・カラン演じるアブラ。「アブラは自分のシャイニングを“不思議なパワー”と表現するんだが、彼女はそれが何かふつうではないものだとは考えてもいない。彼女とダニーは、そんなことよりももっと大きな問題のひとつを共有している。それは、それぞれの家族への愛情から、自分たちのとても大きな部分を占めているこの能力を隠す必要があると感じているということだ」。キューブリックの音を求めて、原点『シャイニング』に立ち戻るキングの原作とキューブリックの世界観を結ぶため、ときには『シャイニング』という原点に立ち戻ることも必要だったという。「キューブリックの天才ぶりが垣間見えることは『シャイニング』に多くあるが、そのひとつが音楽やサウンドデザインだった。彼は音を使って、シーンに不可解な恐怖感をもたらしていた」。その点は『ドクター・スリープ』にも、確かに受け継がれているようだ。「音の使い方のせいで観る者はどこか不安を感じる。『ドクター・スリープ』には独自のアイデンティティをもたせることが重要だったが、同時にキューブリックが作り出した感覚にも少し立ち戻りたいと考えていたんだ」。生粋のファン、監督が語るキング作品の魅力とは?さらにキングについて、「周りと違う人間、そしてその違いのせいで孤独を感じている人間の物語を綴るのが非常にうまい。彼らの究極の願いは理解され、認められること。そしてその願いこそ、自らを定義することにつながる」というフラナガン監督。「世の中に自分をさらすことには常に恐怖が伴うものだ。その恐怖は誰もが若くして学ぶことだが、キングは心の底にあるその恐怖を巧みに利用して物語を綴るんだ」と、さすが長年のファンらしい分析。本作では大人になったダニーも、その違いゆえの孤独と恐怖に立ち向かうことになる。彼は自分の人生を取り戻すことができるのか。フラナガン監督が導き出した“答え”を、スクリーンで確かめてみてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月28日ホラー映画の金字塔『シャイニング』の新たな恐怖を描いた続編『ドクター・スリープ』が、11月29日(金)に日本で公開される。この度、前作で生き延びて、大人になったダニーを演じるユアン・マクレガーが、映画の核心を語る特別インタビュー映像が公開された。『シャイニング』から40年。237号室、バスタブの中の老婆、双子の姉妹、そして血のエレベーター……。 少年だったダニーが、再び恐怖に包まれた“呪われたホテル”に戻る。監督と脚本は、Netflixで配信されたスティーヴン・キング原作の『ジェラルドのゲーム』でメガホンを取ったマイク・フラナガンが務めている。今回、公開されたインタビュー映像では、マクレガーが、自身の演じた40年後のダニーについて語っている。「原作小説と脚本は“再生”について描いていると感じた。恐ろしい体験をしたダニーが、どう生きていくのかが問われる。自分がほかの人と違う“特別な力=シャイニング”をもつこととどう向き合うのか。ダニーは父と同じように、酒に逃げるようになる。しかし、それにも限界が訪れる。父は、オーバールックホテルの職に就く5~6か月前に酒を絶った。そしてダニーも酒を絶ったのち、オーバールックホテルに辿り着くことになる」と、トラウマを抱え葛藤している主人公ダニーを分析。そして、40年前に惨劇を起こした父ジャックと同じ道を歩んで“呪われたホテル”に戻ると明かしている。そのほか、マクレガーは同じ力をもつ少女アブラについて、キング史上最恐の女性ヴィランであるローズについて、そして舞台となる“呪われたホテル”についてそれぞれ語る。最後に、「スティーヴン・キングの小説『ドクター・スリープ』の映画化だ。これ以上いいアイデアはない。キングの描いた物語のおかげで、独特な映画になるだろう。もちろん映画と小説のファン両方を楽しませるため、考え抜かれて作られている」と結んでいる。『ドクター・スリープ』11月29日(金)公開
2019年11月28日スティーヴン・キングの原作を基に、ユアン・マクレガーが壮絶な惨劇を生き延び、大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』。本作では、900人の候補者から大抜擢されたカイリー・カランと、レベッカ・ファーガソンを驚愕させたジェイコブ・トレンブレイという2人の次世代子役が重要な役割を担っている。11月8日に全米で公開を迎えた本作は、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」の観客スコアは91%を獲得(11月11日時点)。「ホラー愛好家のみではなく、あらゆるジャンルの中で今年のベスト映画の1つ」「原作本と映画『シャイニング』両方の解釈が素晴らしい」と激賞レビューが続出、すでにキング映画最高傑作の呼び声も高い。ユアン・マクレガー、大抜擢の少女に「生まれつきの才能がある」『シャイニング』から40年、ダニーの周りで起こる児童連続失踪事件を皮切りに、子どもたちの存在が重要なポイントとなる本作。今回、ダニーと同じ“シャイニング”の力を持つアブラ役に抜擢されたのがカイリー・カラン。カイリーは7歳の時からの演技経験があり、舞台を中心に活躍していたが、ここまで大きな映画作品は初めて。彼女を抜擢した経緯について、マイク・フラナガン監督は「カイリーは自ら撮影したオーディションテープで、900人ほどの候補者の中から這い上がってきた」と明かす。競演したユアン・マクレガーも「とても自然に、シーンをいろんなやり方で演じることができる。生まれつきの才能があるんだ」と語り、彼女の演技に目を見張ったという。映像作品の経験が少ないカイリーを選んだ理由について、「“シャイニング”は、ある人がもつ言葉では表現できない無形の力だと言えるが、それを彼女はもっていたんだ」と監督は語る。「オーディションは最終的に5人の候補者まで絞られたが、オーディションテープからカイリーが特別なのはわかっていたが、実際にオーディションにやってきてユアンの横に座り、ダニーとアブラが初めて会うシーンを演じたカイリーを見て、改めてふたりの間に何か深いものがあると感じたよ。そのときアブラ役は彼女しかいないと思った」と明かし、彼女がまるでアブラのように不思議な力を持っているのではと思ったとふり返った。レベッカ・ファーガソン「誰かの演技であれほどショックを受けたことはない」また、“特別な力=シャイニング”で事件を目撃したアブラが見つけた少年ブラッドリーを演じているのが、『ルーム』や『ワンダー君は太陽』で天才と呼ばれたジェイコブ・トレンブレイだ。本作でも出演時間こそ長くないものの、その存在感で共演者や製作チームを驚かせた。事件にかかわる謎の女、ローズを演じたレベッカ・ファーガソンは、目の前で彼の演技を目撃したときの興奮を「監督の『アクション!』という声が聞こえたとき、狂乱状態に入る準備をしているジェイコブが見えた。彼は過呼吸になり、叫び始めた。それを見た私は唇が震え、喉の奥につかえを感じ、涙を止めることができなかった。だからシーンの間ずっと涙を拭っているのよ。誰かの演技であれほどショックを受けたことは今まででもないわ」とふり返っている。彼の演技を目の前で“目撃”したファーガソンだけではなく、監督や製作チームもその演技に愕然、ほかの共演俳優もスタッフもその場から少し離れ、回復する時間を取らなくてはいけないほどの強烈なものだったという。物語が展開するうえでの支点となる、本作において欠かせない存在となる子どもたち。2人の次世代子役の熱演に注目してほしい。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・スリープ 2019年11月29日より全国にて公開©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved
2019年11月22日ユアン・マクレガーが主演をつとめる、『シャイニング』に続く新たな恐怖を描いた『ドクター・スリープ』の日本公開が11月29日(金)に決定。日本版特報映像が到着した。ホラー界の帝王スティーヴン・キングが2013年に発表した小説を基に、監督&脚本をNetflixで配信されたキング原作『ジェラルドのゲーム』のマイク・フラナガンがつとめる本作。今回解禁された特報では、40年前の雪山の惨劇で狂った父親に殺されかけ、トラウマを抱える大人になったダニーが眠りにつく姿が映し出される。すると突如、何かが崩れるような轟音で飛び起き、ベッドから転がり落ちてしまう。起き上がった先の鏡には、亀裂の入った黒板の中央に“謎“のメッセ―ジ“REDRUM”の文字が浮かび上がり、ダニーは戦慄の表情を浮かべる。時を同じくして彼の周りで児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が起こる中、特別な力を持つ少女アブラと出会うダニー。アブラはダニーに対し、「あなたも魔法が?」と無邪気に尋ねる。「魔法じゃない、“シャイニング”だ」と彼が告げると、“呪われたホテル”で目にした不気味な双子の姉妹、大量の血が流れ出すエレベーターなどの記憶が呼び起こされる。そして、事件の謎を追うダニーとアブラは、あの惨劇が起きたホテルへと向かい…。また、同時解禁された場面写真は、『シャイニング』で呪われたホテルに狂わされたジャック・ニコルソンが演じる父親ジャックさながらに、“破壊された壁”越しに部屋の中を覗き込むダニーの姿が切り取られ、新たな恐怖を予感させている。『ドクター・スリープ』は11月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月29日映画『ドクター・スリープ』が、ユアン・マクレガー主演で、2019年11月29日(金)に全国公開される。キューブリックの名作ホラー映画『シャイニング』の40年後映画『ドクター・スリープ』は、1980年公開の映画『シャイニング』の続編として、2013年にスティーヴン・キングが発表したホラー小説に基づいた作品だ。本作の舞台は、父親に殺されかけるという悲惨な過去を体験した幼い息子・ダニーの40年後。子供の頃を過ごした呪われたホテルへと誘われるダニー。そこで彼に囁きかける、封印されたはずの”住人たち”。ダニーを新たに襲う恐怖が描かれる──映画『シャイニング』をおさらい1980年にスタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演で映画化された『シャイニング』では、冬季閉鎖中のリゾートホテルの管理人一家が、そこに巣食う悪霊たちによって次第に狂気の淵に沈みゆくさまが描かれた。主演は『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー主人公・ダニーを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズのオビ=ワン・ケノービを務めたユアン・マクレガー。前作『プーと大人になった僕』のハートフルな作品とは一変して、ホラー作品に挑む。その他、『ミッション:インポッシブル フォールアウト』のヒロインを演じたレベッカ・ファーガソンの出演も決まっている。なお本作の監督・脚本は、『オキュラス/怨霊鏡』や『サイレンス』など、ホラー作品を数多く手掛けるマイク・フラナガンが務める。ストーリーダニーは、40年前の雪山のホテルの惨劇で、狂った父親に殺されかけたトラウマを抱えている。大人になった今も人を避けるかのように孤独に暮らす彼の周りで、児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が起きる。そんなある日、彼の前に謎の少女、アブラが現れる。アブラは特別な力でその事件を目撃していたのだ......。ダニーとアブラはこの連続殺人事件の謎を追うなかで、40年前のあの惨劇が起きたホテルに辿り着く。亡霊たちが巣食い、人を狂わせる呪われたホテルで起きる新たな恐怖。そしてふたりに待ち受ける想像を絶する結末とは──作品情報映画『ドクター・スリープ』公開日:2019年11月29日(金)原作:スティーヴン・キング監督・脚本:マイク・フラナガン出演:ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン原題:『DOCTOR SLEEP』
2019年06月17日初映像となる予告編が公開され、話題を呼ぶユアン・マクレガー主演の『シャイニング』続編、『ドクター・スリープ』が2019年冬、日本公開されることが決定。謎めいたビジュアルと日本語字幕付きUS版予告編が到着した。スティーヴン・キングが2013年に発表した「シャイニング」の続編となる同名小説を基にした本作。ユアン・マクレガーが壮絶な過去を体験した幼い息子ダニーの40年後、大人になった姿を演じている。監督&脚本を務めるのは、キング原作のNetflix映画『ジェラルドのゲーム』(’17)でメガホンをとったマイク・フラナガン。今回解禁されたUS版予告編は、ユアン演じるダニーが“誰か”と黒板を通して“会話”しているところから始まる。「ハロー」「おはよ」「学校」と他愛ないやりとりが続く中、ある夜、轟音で起こされたダニーが見つめる鏡の先には、“REDRUM”と謎の文字が浮かびあがる――。子どもの声を察したダニーは、ある少女から「あなたも魔法を使えるの?」と尋ねられ、「この世は残酷で恐ろしい。僕らのような者は皆殺された」と意味深な言葉を口にする。そして、「子供の頃よく不思議なものを見た。僕はその力を魔法ではなく“シャイニング”と呼ぶ」と答える姿も。連続して浮かび上がるダニーの記憶。雪に閉ざされた展望ホテル、その廊下で三輪車をこぐ幼き日のダニー、呪われた237号室、バスタブの老婆、血のエレベーター、不気味な双子の姉妹…。すると突如、家が斜めに傾きはじめダニーは家の中を滑り落ちる。“外”に放り出された彼が見つけたのは、「REDRUM」の文字が書かれ、“破壊された扉”。そこから中を覗きこむダニーは、何を見つけたのか。何度でも見直したくなる、“記号”だらけの謎めいた予告編となっている。同時解禁されたビジュアルには、謎のメッセージ“REDRUM”のみが記され、タイトル『ドクター・スリープ』の文字が反転しており…。果たして、“REDRUM”が示す不吉なメッセージとは…!?1980年に鬼才スタンリー・キューブリックによって映画化された『シャイニング』は、閉ざされた雪山のホテルで、狂気にとらわれた男ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)とその家族に襲い掛かる恐怖を描いた。後世の様々な作品に影響を与え、いまなお観客を魅了し続ける金字塔であり、スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』でも引用されて注目を集めたばかり。本作ではその惨劇から生き残ったジャックの息子・ダニーの40年後が描かれ、世界は再び戦慄に包まれる――。『ドクター・スリープ』は2019年冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月14日『シャイニング』の続編、マイク・フラナガン監督作『Doctor Sleep』(原題)の予告編が公開された。主演はユアン・マクレガーで、『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督作)では子どもだったジャック・トランスの息子ダニーを演じている。予告編は、ダニーが黒板を通じて自分と同じような能力を持つ少女アブラ・ストーン(カイリー・カラン)とコミュニケーションを取っているところから始まる。実際にアブラと会ったダニーは、「世界は暗い。ぼくらみたいな人には2、3人しか会ったことがないが、みんな死んでしまった」とアブラに警告する。そのほか、レベッカ・ファーガソン演じるカルト集団のミステリアスなリーダーも登場。まるで映画『シャイニング』の映像そのものと思わせるようなシーンやセットがあるが、キューブリック監督の大ファンであるフラナガン監督が注意深く作り込んだものだという。予告編を見て本編に期待を寄せるファンが多数で、「『サイレンス』や『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』の、ホラー・サスペンスを得意とするフラナガン監督だから楽しみ」というコメントも見られた。また、アメリカでは9月に『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』、10月に『ジョーカー』、11月に今作と3か月続けてワーナー・ブラザースのホラー映画が公開になることから、「ワーナー、グッドジョブ!」という声も上がっている。(Hiromi Kaku)
2019年06月14日ユアン・マクレガーが『シャイニング』の続編『Doctor Sleep』(原題)の主演に決定したと「Variety」誌などが報じた。『Doctor Sleep』は、『シャイニング』の原作者スティーヴン・キングが2013年に発表した同名小説をベースに描かれる。ユアンが主演を務めることに、キングも賛成したという。ユアンは『シャイニング』でジャック・ニコルソンが演じたジャック・トランスの息子ダニー・トランスを演じる。大人になったダニーは、子どもの頃のトラウマ体験からいまだ立ち直れず、怒りを抱えて父と同じように酒に溺れていた。しかし、ダニーは断酒し前進することを決意。持って生まれた能力「シャイニング」を人のために使おうとホスピスで働き始めるが、そこで自分と同じ能力を持つ少女と出会い、新たな惨劇に巻き込まれていく…というストーリー。監督は『オキュラス/怨霊鏡』『ソムニア-悪夢の少年-』などのホラー作品を多数手がけてきたマイク・フラナガン。キング原作の「ジェラルドのゲーム」を映画化(Netflixにて配信中)した経験も持つ。待機作にはNetflixのオリジナルドラマ「The Haunting of Hill House」(原題)がある。こちらは1959年に出版されたシャーリー・ジャクソンによる同名小説を現代風に映像化したホラードラマで、今年配信予定だ。(Hiromi Kaku)
2018年06月14日全身洗える無添加の水素石けんが誕生化粧品・健康食品・美容関連商品などの販売事業を展開するパーフェクトレード株式会社は、水素石けん『イドロジェーヌホワイトソープ』を4月から販売開始した。容量は80g、税抜き価格は、5,000円。百貨店(一部)、インターネット通販、海外市場で販売する。『イドロジェーヌホワイトソープ』は、同社の化粧品ブランド『Pur Blanc(ピュールブラン)』イドロジェーヌホワイトシリーズの第2弾となる。同社は、2016年12月に同シリーズの第1弾として、水素美容液『イドロジェーヌホワイトエッセンス』を発売した。『イドロジェーヌホワイトエッセンス』は、酸化還元力に着目した製品であり、プッシュするたびに新鮮な水素が発生する美容液である。最高級の水素原料フラナガンパウダーを使用しており、30ml入りで税抜き価格13,800円とやや高額だったが、約1年半で約15,000本を出荷した。厳選した高級水素原料を使用『イドロジェーヌホワイトソープ』の成分は、無添加の石けん素地(微粒子粉末)が60%、自然海塩が30%、水素とケイ素が10%である。全成分に天然由来の原料を使用しており、完全無添加が実現した。自然海塩は、玄界灘や瀬戸内海の海水を使用しており、圧を低くした釜戸で低温蒸発させた海塩粒である。ミネラルが豊富であり、なめらかで低刺激となっている。塩分を20%以上配合しているため、防腐剤や防カビ剤を使用する必要がない。母胎内の羊水と同じ塩分濃度(0.9%)であり、体だけでなく、頭皮や顔も洗うことが可能となっている。肌に優しく赤ちゃんも使用できる完全無添加石けんである。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリースパーフェクトレード株式会社※イドロジェーヌホワイトソープ
2018年04月18日東京スカイツリータウン・ソラマチにて2017年9月15日(金)から11月5日(日)までの期間、米林宏昌監督作映画『メアリと魔女の花』をイメージした「ガーデンサンドカフェ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をオープンする。2017年8月4日(金)から9月2日(土)まで表参道で開催していた「ガーデンサンドカフェ」が大変好評だったため、第2弾のオープンが決定。店内は、作中に登場する魔法大学「エンドア大学」モチーフの内装となっていて、まるで作品の中に迷い込んだかのような気分に。表参道店にはなかった新メニューが続々と登場。目玉は、人気メニュー「ガーデンサンド」を5段も重ねた「ガーデンサンド 5MAX 」だ。こちらも「エンドア大学」をモチーフに、映画に登場するマダムのめがねやほうきが添えられている。エビフライや鴨肉などがサンドされた、具だくさんな一品。他にも、たっぷり野菜がヘルシーな「ガーデンサンド」の新フレーバー「ガーデンサンド ベジタブルチーズ」、飲み終わったグラスを持ち帰ることの出来る「スーベニアシルエットいちごオレ」や、ほうきに見立てたチュリトス「フラナガンのほうき」など楽しいメニューを提供する。また、10月からはハロウィンフェアを開催予定。仮装して来店した人にキャンディをプレゼントしたり、10月31日(火)には参加型イベントを行ったりする。更に、カフェ限定グッズや、ハロウィン仮装にぴったりな新商品「メアリのカチューシャ」を販売する。【詳細】メアリと魔女の花 ガーデンサンドカフェ 東京スカイツリータウン・ソラマチ店開催期間:2017年9月15日(金)~11月5日(日)営業時間:10:00~22:00(21:00ラストオーダー)定休日:施設に準ずる開催場所:東京スカイツリータウン・ソラマチ4階住所:東京都墨田区押上1-1-2価格例:・ガーデンサンド 5MAX 5,980円+税・ガーデンサンド ベジタブルチーズ 1,290円+税・スーベニアシルエットいちごオレ(ICE/HOT) 1,490円+税・フラナガンのほうき(シナモンシュガー・ココア) 各370円+税・メアリのカチューシャ 1,400円+税※子ども用【問い合わせ先】TEL:03-3622-5577※9月15日(金)から使用可能
2017年09月09日スタジオポノック第1回長編作品として大ヒット中の『メアリと魔女の花』の世界公開に向け、英語吹替版のキャストが発表。メアリ役には、スティーブン・スピルバーグ監督作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』で鮮烈な映画デビューを飾ったルビー・バーンヒル、マダム役にはアカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットが決定した。強豪作品が多数揃う中、興行収入30億円越え、間もなく動員250万人を突破する勢いで、実に9週連続で観客動員ランキングトップ10入りと、息の長い興行が続いている本作。今秋からの世界公開に先駆け、日本同様に豪華な英語吹き替え版『Mary and The Witch’s Flower』のキャストが明らかになった。杉咲花が声を務めた主人公のメアリには、スピルバーグ監督に才能を見出されたルビーが大抜擢され、天海祐希が声を務めた魔女の国のエンドア大学の校長マダム・マンブルチュークは、米アカデミー賞に7度のノミネート経験を持ち『愛を読む人』で同賞主演女優賞に輝いたケイトが務める。そのほか、エンドア大学の科学者ドクター・デイには『ハリー・ポッター』シリーズや『ブリジット・ジョーンズの日記』のジム・ブロードベント、エンドア大学のほうきの番人フラナガンには『ワンダーウーマン』『トレインスポッティング』のユエン・ブレムナー、そしてピーターには、『猿の惑星』シリーズなどのパフォーマンスキャプチャーの第一人者アンディ・サーキスの息子ルイ・アシュボーン・サーキスと、舞台や映画に活躍する実力派俳優、声優陣が勢ぞろい。スタジオポノックの西村義明プロデューサーは、「原作の国・イギリスで収録し、全編イギリス英語で吹き替えました。メアリは可憐で凛としていて、フラナガンとドクターは滑稽だったり。現地の吹き替えチームのアイディアで、北部、中部、南部、スコットランド地方など、イギリス各域のしゃべり方を採用し、人物たちの個性がさらに豊かになりました」と、その出来栄えには太鼓判。特に「一番驚いたのは、マダム役の声」だそうで、「天海祐希さんとケイト・ウィンスレットさんの演技は、ぴったり、そっくりです。素晴らしいキャストの声と共にメアリの一夜の大冒険を、英語圏の方々にも楽しんでいただければ幸いです」と期待たっぷり。海外では、9月1日からの台湾を皮切りに順次公開されていく予定。『メアリと魔女の花』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年08月31日アニメーション映画『メアリと魔女の花』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月25日(火)に開催され、メアリの声を担当した杉咲花と米林宏昌監督が観客と一緒に映画を鑑賞し、上映後には子どもたちからの質問に答えた。スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』、『思い出のマーニー』を制作した米林監督のジブリ退社後第1作。杉咲さんと米林監督は劇場で観客と一緒に映画を鑑賞し、エンディングテーマの「RAIN」(SEKAI NO OWARI)を観客と一緒に歌った。歌い終えて、改めてステージに登壇した杉咲さんと米林監督。杉咲さんは「一緒に歌うというこういう機会は初めてで、めったにない貴重な時間を過ごさせていただいて幸せです」と満面の笑み。米林監督は観客と一緒に映画を鑑賞するのは「ドキドキしていました。帰っちゃったらどうしようって…」と語ったが、「面白かったですか?楽しんでもらえましたか?」という呼びかけに温かい拍手がわき起こると安堵の表情を見せた。この日は、観客との質疑応答を実施。まずは杉咲さんが「好きなキャラクター」を観客に尋ねると、やはり一番人気はメアリ!ピーターや猫たちも人気を集めていた。ちなみに杉咲さんの一番のお気に入りキャラは「フラナガンさん」とのこと。続いて子どもたちからの質問コーナーでは「メアリのように嘘をつくことはありますか?」という質問が!杉咲さんは「ちょっと知ったかぶりをすることがあります。タクシーに乗って『○○にお願いします』と言ったら『どちらの道で行きますか?』と言われて…。『どっち』ってなんだ…?って感じだったのに『どっちがいいですかねぇ?』と知ったかぶって言ったら、ばれて『お任せください』と言われました(苦笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。また「メアリにとってのピーターのような大切な存在は?」という問いに「メアリは自分の命を懸けてピーターを守りに行きますが、私にもそういう存在がいて、それは家族です。最後まで味方でいてくれるのはお母さんや家族だと思っています」と語った。また、米林監督は「絵をうまく見せるコツ」を尋ねられ「難しいですね。僕も知りたい」と苦笑。「いろんなことに興味を持つことからだと思います。想像するんじゃなく、見ること。今回の映画も舞台のイギリスに行って、自然や雲や空を観察しました。まずは見て、自分の中の感動として取り入れて、正直にそれを描けば伝わると思います」とアドバイスを送った。ここで、米林監督と杉咲さんが、色紙にメアリの似顔絵を描くというサービスを実施。「絵は得意!」という杉咲さんは、髪の毛を特徴的にとらえたメアリ像を描いたが「アニメは難しいですね。(自己採点は)40点…」とイマイチ、納得がいかないようだった。最後に杉咲さんは「私にとってこの映画は、確認できる場所だと思います。メアリの姿を見て、前向きにズルをしないで頑張ってるかな?と考えることができる作品です。頑張ってるつもりでも、なかなかうまくいかないこともあるけど、結果が出るのは5年後でも10年後でもいいから、もうちょっと頑張ってみようと勇気がもらえる映画です」と強い思いを訴え、会場は温かい拍手に包まれた。『メアリと魔女の花』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月25日スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』の初日舞台挨拶が7月8日(土)、都内で行われ、メガホンをとった米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)、杉咲花(メアリ役)、神木隆之介(ピーター役)らが出席した。スタジオジブリ出身の米林監督が3度目の長編メガホンをとる本作。イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険が描かれる。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。長編アニメ3作目のメガホンとなる米林監督は、「ゼロからのスタートで、苦労が多かったが、たくさんの皆さんの力のおかげで公開初日を迎えて、感謝しています」と感無量の面持ち。「ジブリ超えですか?そんなこと、おこがましくて言えないです。ただ、ジブリを乗り越えていければという気持ちで、作品をつくった。一歩ずつ前作よりも良くなっていければ」と背筋を伸ばした。『思い出のマーニー』に続き、米林作品に出演した杉咲さんは、「取材などで、米林監督が『ジブリという魔法が解けて』とよくおっしゃっていましたが、私はこの世界にスタジオポノックという新たな魔法が生まれたと思う」と語り、「自分にとってのコンプレックスが、ほかの人から見れば魅力や憧れになることも。メアリを演じて、そんな魔法にかけられた、うれしい気分になりました」とふり返った。一方、神木さんは、先に杉咲さんが収録したアフレコ音声を聞きながら、演技をしたといい「“花さま”に助けていただいたおかげで、ピーターを演じることができた」と感謝の意。当の杉咲さんは「花さまって、やめてください(笑)。すべては“神さま”のおかげです!」と照れ笑いを浮かべていた。舞台挨拶には杉咲さんと神木さん、米林監督に加えて、小日向文世(エンドア大学の魔法科学者、ドクター・デイ役)、佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋の番人、フラナガン役)、渡辺えり(バンクス役)、大竹しのぶ(メアリの大叔母、シャーロット役)、プロデューサーの西村義明が出席した。『メアリと魔女の花』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月08日スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』のスペシャルトークイベントが6月22日(木)に行われ、杉咲花(メアリ役)、神木隆之介(ピーター役)、メガホンをとった米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)らが出席した。スタジオジブリ出身の米林監督が3度目の長編メガホンをとる本作。イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険が描かれる。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう。都内で行われたイベントには杉咲さんと神木さん、米林監督に加えて、小日向文世(エンドア大学の魔法科学者、ドクター・デイ役)、佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋の番人、フラナガン役)、遠藤憲一(庭師のゼベティ役)、大竹しのぶ(メアリの大叔母、シャーロット役)、プロデューサーの西村義明が駆けつけた。先日、米林監督と西村プロデューサーは完成したばかりの本作を携えて、“古巣”であるスタジオジブリを訪ねたのだとか。ただ、米林監督によると「宮崎(駿)さんは、『俺は観ない』って言って、観てくれなかった」という。それでも「よく頑張った」とねぎらいの言葉があったそうで、「(スケジュールが)遅れに遅れていたので、『本当にできるのか?』ととても心配してくださった。無事に完成を報告できてうれしい」としみじみ喜びをかみしめていた。ちなみに、高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーは本作を鑑賞しており、西村プロデューサーは「鈴木さんからは『ジブリの呪縛から解き放たれたお前たちは、こういう映画を作るのか。素直にのびのびと良い作品だね』と言葉をかけてくれた」「高畑さんは、そもそもファンタジー映画が嫌いなんですが(笑)、好感を持てる映画だと言ってくださった」と両氏の率直な感想を、ファンに報告していた。その上で、西村プロデューサーは「ジブリを超えようとは思っていない。米林監督にとっては勝負の3作目で、約20年ジブリで培ったものすべてを詰め込んだ。ただ面白いだけじゃなく、作る価値がある作品として、監督の“新しさ”が出ている」と強調。そんな言葉に、米林監督は「このような晴れの場に立てて、夢のよう」と感無量の面持ちだった。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月22日『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』の米林宏昌監督最新作で、いま注目の若手女優・杉咲花がヒロインを演じる『メアリと魔女の花』。この度、本作の新たなキャストとして天海祐希、小日向文世、満島ひかり、大竹しのぶら豪華俳優陣の出演が決定。また本作の90秒予告映像も公開された。田舎町の赤い館村に引っ越してきた主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花「夜間飛行」を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついたたったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう――。しだいに明らかになる「魔女の花」の正体。メアリに残されたのは一本のホウキと、小さな約束。魔法渦巻く世の中で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか…?先日、魔女の国で大冒険を繰り広げる元気な少女・メアリ役を『湯を沸かすほどの熱い愛』『無限の住人』などに出演する杉咲さんが決定し話題となったが、今回また新たに出演キャストが決定。メアリが迷い込む魔法世界の最高学府エンドア大学の校長であるマダム・マンブルチューク役には、テレビ・映画など話題作への出演が続き、『ミニオンズ』や昨年公開の『名探偵コナン 純黒の悪夢』など声の演技にも注目が集まる天海さん。エンドア大学の科学者ドクター・デイ役を、アニメ声優初挑戦となる小日向さん。魔女の国から禁断の花を盗み出した赤毛の魔女役を、先月放送終了した「カルテット」でも話題を集めた演技派女優の満島さんが務める。天海さんは、「私自身、頂いた脚本を読み、元気と勇気を頂きましたので、観てくださる方にもたくさんのメッセージが届きます様に」と話し、初のアニメ声優にとても楽しみだと言う小日向さんは、「魔法科学者ドクター・デイの見た目のキャラクターが、とても面白くて嬉しくなりました。米林監督の作る世界の中へワクワクドキドキしながら思いっきり飛び込んで行きたいと思っています」と意気込み。また、満島さんは小さい頃は自分の声が好きじゃなかったと明かし、しかし「音楽やお芝居でたくさんの人の色んな声と出会って、言葉に音を乗せるのが好きになりました。魅力的な共演者のみなさんとの声での共演、とても楽しみです。少女のような希望と強さを持って、物語に心おどる魔法をかけたいと思います」とコメント。そのほか、エンドア大学のほうきの番人・フラナガン役に佐藤二朗、メアリが住む赤い館のお手伝いさん・バンクス役に渡辺えり、メアリの大叔母・シャーロット役を『借りぐらしのアリエッティ』に続いて2度目の米林監督作品の参加となる大竹さんが担当する。佐藤さんは、「思い切りチャーミングで力強さ溢れる作品になると思います。ご期待ください」とメッセージを寄せ、アニメーションの声を演じることが子どもの頃からの夢と話す渡辺さんは、「とても嬉しく、張り切っています。そして、凛々しく、自立した精神の持ち主の少女のストーリーも大好き!!私もメアリと一緒に霧深き森の中で冒険します!!」と気合十分。さらに大竹さんは、「この美しい世界は、もしかしたら本当に存在するのかもしれない。そう思わせてくれた『借りぐらしのアリエッティ』。米林監督の繊細で美しい映像に、また参加出来る喜びでいっぱいです」と語っている。また、先日解禁された特報映像は、日本のみならず世界中から注目を集め、わずか30秒の映像にも関わらず、世界各国から配給オファーが届くという事態に。そんな本作から今回は90秒の予告編が到着。ほうきで空を飛ぶメアリや、様々なキャラクターたちが登場するこの予告編は、4月15日(土)より全国の映画館で上映。今回決定したキャストたちがどんな声を吹き込むのか、続報にも期待したい。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月13日映画『メアリと魔女の花』が2017年7月8日(土)に公開される。『思い出のマーニー』米林宏昌監督の最新作スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』(2014)や『借りぐらしのアリエッティ』(2010)を手掛けた米林宏昌監督の最新作。2014年末にジブリを退社し、彼が設立したスタジオポノックの第一回長編作品となる。新たに挑む『メアリと魔女の花』は、魔女の花を見つけたメアリが一夜限りの不思議な力を手に入れ、雲海がそびえた立つ魔女の国へと飛び立つという冒険ファンタジー。メアリを通して、出会い、驚きと歓び、過ちと運命、そして小さな勇気が描かれていく。様々な世代の心を揺さぶる、新しい魔女の物語。なお、今回の長編に続き、短編アニメーション映画の製作も予定しているそうだ。メアリ役に杉咲花主人公のメアリの声は杉咲花が務める。『湯を沸かすほどの熱い愛』での熱演が記憶に新しい、飛躍が期待されている女優の1人。彼女はこれまでも『思い出のマーニー』で好奇心旺盛で重要な役どころである少女・彩香を好演。そして今回、魔女ファンタジー映画のヒロインに大抜擢となった。起用に関して「彼女のまっすぐな眼差し、笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声が主人公・メアリにぴったりだと思いました。」とプロデューサーは語っている。ピーター役に神木隆之介ピーター役を務めるのは神木隆之介。神木にとって米林監督とのタッグは『借りぐらしのアリエッティ』で繊細な青年、翔役を務めたのにつづき二回目となる。今回演じるピーターはメアリが引越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年。魔女の花によって不思議な力を手にしたメアリの小さな嘘によって、大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年を爽やかに演じた。マダム・マンブルチューク-天海祐希マダム・マンブルチュークは、メアリが迷い込む魔法世界の最高学府であるエンドア大学の校長。彼女に声を吹き込むのは天海祐希。最高学府の威厳ある校長だが、喜怒哀楽も激しい人物だそうだ。ドクター・デイ - 小日向文世エンドア大学の魔法科学者ドクター・デイを担当担当するのは名優・小日向文世。意外にも小日向はアニメ声優初挑戦となる。見た目も変てこな雰囲気で「見た目のキャラクターが、とても面白くて嬉しかった」とコメントしている。赤毛の魔女 - 満島ひかり満島ひかりも『メアリと魔女の花』に参加。魔女の国から禁断の花を盗み出した赤毛の魔女役を演じる。魔女の花の秘密を知り、どこか運命を背負った天才魔女。大竹しのぶや佐藤二朗も参加、制作陣にはジブリ出身のクリエイター&スタッフ包み込むような優しさを持つメアリの大叔母・シャーロットの声を担当するのは、大竹しのぶ。『借りぐらしのアリエッティ』に続いて米林監督とタッグを組むのは2度目となる。その他、大学のほうきの番人フラナガンを佐藤二朗、メアリが住む赤い館のお手伝いさんバンクスを渡辺えりが担当。また、制作陣には、スタジオジブリ出身のクリエイターやスタッフが多数参加。『かぐや姫の物語』の脚本を務めた坂口理子、『思い出のマーニー』で音楽を担当した村松崇継、そして『かぐや姫の物語』のプロデューサーである西村義明が名を連ねる。主題歌はSEKAI NO OWARIの新曲「RAIN」4人組バンド・SEKAI NO OWARI(世界の終わり)の新曲「RAIN」が主題歌に決定した。監督からのストーリー解説を受け、彼らが制作したのは、優しい温かさ、懐かしさを感じる一曲。神秘的な音色の打弦楽器、ハンマーダルシマーを劇中の音楽と同様に取り入れており、映画の世界観ともぴったりと重なる楽曲に仕上がっている。東京・大阪では”メアリと魔女の花 ジ・アート展”東京では小田急百貨店新宿店で2017年7月26日(水)から7月31日(月)まで、大阪ではあべのハルカス近鉄本店で2017年8月5日(土)から8月22日(火)まで 「メアリと魔女の花 ジ・アート展」が開催される。『メアリと魔女の花』の貴重な資料を多数展示、美しい美術を披露する。会場ではインスタレーションやグッズコーナーも設け、映画への理解がより深まるはずだ。予告動画も公開予告編にはメアリが森林を飛び出し、ほうきに乗り空を飛ぶ様子など、ダイナミックなアニメーションが描かれている。最後には「魔女、ふたたび」という文字が浮かび上がり、本作への期待が高まる。『メアリと魔女の花』のストーリー・あらすじ田舎町の赤い館村に引っ越してきた、主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花《夜間飛行》を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花"だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学"への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう。しだいに明らかになる「魔女の花」の正体。メアリに残されたのは一本のホウキと、小さな約束。魔法渦巻く世の中で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか。スタジオポノックとはアニメーション映画制作会社のスタジオポノックは、スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌監督と、「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」の西村義明プロデューサーによって2015年に設立された。「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」を意味し、新たな一日のはじまりという意味が込められている。作品情報『メアリと魔女の花』公開日:2017年7月8日(土)脚本・監督:米林宏昌(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)キャスト:杉咲花 / 天海祐希 小日向文世 / 満島ひかり 佐藤二朗 渡辺えり / 大竹しの原作:メアリー・スチュアート(KADOKAWA刊)音楽:村松崇継制作:スタジオポノック【メアリと魔女の花ジ・アート展】■東京会場会期:2017年7月26日(水)~7月31日(月)会場:小田急百貨店 新宿店本館11階(新宿区西新宿1-1-3)時間:10:00~20:3030日は午後20時閉場、最終日は17:00閉場※入場は閉場30分前まで■大阪会場会期:2017年8月5日(土)~8月22日(火)会場:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)時間:10:00~20:00最終日は17:00閉場 ※入場は閉場30分前まで(c)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年02月27日米BOX OFFICE MOJOは10月21日~10月23日の全米週末興業成績を発表した。超人気劇作家で俳優、映画監督・プロデューサーのタイラー・ペリーによる"マデアおばさん"シリーズ最新版の『Boo! A Madea Halloween(原題)』が初登場1位。10代の若者が集まるハロウィーンパーティーを舞台に、監視役を頼まれたタイラー・ペリー演じるマデアおばさんの前に巻き起こる騒動劇を面白おかしく描いた作品だ。2位も初登場の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』。リー・チャイルド原作の小説『ジャック・リーチャー』シリーズを、トム・クルーズ主演で実写映画化した2012年公開のサスペンスアクション『アウトロー』の続編。『ラストサムライ』 でもクルーズとタッグを組んだエドワード・ズウィックが監督を務める。放浪を続けていた元米軍エリート秘密捜査官が、スパイ容疑で逮捕された元同僚の陸軍少佐の無実を証明するため、仕組まれた陰謀を暴く行動に出る物語。元同僚の陸軍少佐は『アベンジャーズ』シリーズのコビー・スマルダースが演じている。3位『Ouija: Origin of Evil(原題)』も初登場。欧米版"コックリさん"と呼ばれる降霊術"ウィジャボード"を題材にした、2014年公開のオカルトホラー『呪い襲い殺す(Ouija)』の続編で、新鋭のマイク・フラナガンがメガホンを取る。初登場3作品に押し出され、前週トップの『ザ・コンサルタント』は、4位に急降下。前週2位の『ガール・オン・ザ・トレイン』、同3位の『Kevin Hart: What Now?(原題)』もそれぞれ5位、8位に順位を下げた。その他初登場は7位の『Keeping Up with the Joneses』。郊外に住む夫婦が、隣家に引っ越してきた美男美女の完璧すぎる夫婦に疑いを持ち監視し始めたことから国際的なスパイ活動に巻き込まれていく。
2016年10月24日『伝説の秘書が教える「NO」と言わない仕事術』(フラナガン裕美子著、幻冬舎)の著者は20年以上にわたり、銀行や証券会社などの外資系企業と日本企業の双方で活躍するエグゼクティブたちの秘書を務めてきたという人物。「外資系エグゼクティブの秘書」というと、なんだかすごい人というようなイメージがありますが、実際にはドラマのような難題珍問題の連続。毎日が上司や仕事相手との真剣勝負だったといいます。事実、仕事をはじめたころは、パワハラで胃が切れたり、1円ハゲができてしまったり、失敗して怒鳴られることもしばしばだったとか。しかしそんななかでいつも思っていたのは、「どうせ働くのであれば、少しでも楽にストレスなく働きたい」ということ。そして工夫を重ね、ちょっとでも毎日が楽になるような働き方を探してきたというのです。つまり本書では、そうやって身につけた「ちょっとしたコツ」を明かしているわけです。きょうはそのなかから、「時間」についての考え方を抜き出してみたいと思います。■長時間プレゼンをしてはいけない!ダラダラした説明や、無意味に長いプレゼンテーションがあるものです。しかし当然ながらどちらも、相手をイライラさせるだけ。それどころか、「結局、要点はなんなのか?」と問い返されることになる場合もあるかもしれません。しかも、罪はそれだけではないと著者は指摘します。なぜならそれらは結果的に、相手の貴重な時間を無駄づかいしていることになるから。上司や仕事相手の「1分いくら」の時間が、ただ長いだけの説明の間にどんどん失われていくということです。■1分1万円の時間が10分も無駄に著者も実際、厳しいことで有名な上司からこういわれたことがあるのだそうです。「君はいま、1分1万円の私の時間を10分も無駄にしたのだ。いったいどうやって補填するんだ?」そのとき著者は、上司からの予想外の質問に答えられず、手元の資料を見ながらつっかえつつ説明したのだとか。そのため余計な時間がかかってしまい、批判されたというわけです。どこのオフィスにもありそうな光景であるだけに、他人事とは思えない部分があるのではないでしょうか?■上司も自分の「お客様」と同じ存在しかし、だからこそ、上司も自分のお客様だと考えるべきだと著者は主張しています。いうまでもなく、お客様は自分に利益をもたらしてくれる存在。つまり、その大切なお客様の時間はお金のようなもの。粗末に扱えば、立派な時間泥棒だというのです。なぜなら、部下たちが無駄づかいしてしまったその時間で、彼らはさらなる利益を生み出したり、会社を守ったりすることができるから。著者に厳しい言葉を投げかけた上司がいったとおり、どうやってもその時間は補填できないわけです。■時間の無駄遣いをなくすためには?そんな考えがあるからこそ、上司を含めたお客様と接するときには、必ず「相手の時間=お金」と思わなければいけないと著者は記しています。そして、決して無駄遣いをしないように、次のことに注意する必要があるともいいます。(1)常に話は短く要点のみ(2)話をする前に、相手からくる質問を想定して準備しておく(3)上司やお客様の時間=お金が減れば、自分の利益も減ると心得る相手の時間を大切にするクセがつけば、自分の時間に対する考え方も変わると著者はいいます。そして、時間を無駄づかいしないクセは、仕事においてもプライベートにおいても、必ずプラスにつながるものだと断言しています。■1分1万円はワンランク上の考え方「1分1万円の私の時間を10分も無駄にした」などといわれたとしたら、「なんてひどいいいかたをするんだ」「パワハラだ」などと考えてしまっても不思議ではありません。しかし、著者はそんなふうに受け止めず、ワンランク上の考え方をしていることがわかります。その客観性があるからこそ、伝説の秘書として外資系エグゼクティブたちからの信頼を勝ち取ることができたのでしょう。*著者は、仕事をロールプレイングゲームのようなものだと考えるべきだと主張しています。毎日新しい「お題」が与えられ、それを自分の知恵と経験によって乗り切り、最後にはステージクリアするというようなイメージ。そう考えると、日々の仕事場で苦手だと思っていたことも、ちょっと楽しいチャレンジに変わるというのです。だからこそ、本書も自分のためのロールプレイングゲームのマニュアル感覚で読んでほしいのだといいます。著者自身が、ここに書かれている方法によって、「常にベストなレベル」を求めるモンスター上司たちからサバイバルしてきたというだけあって説得力抜群。成果は実証済みだということですから、きっと応用することができるはずです。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※フラナガン裕美子(2016)『伝説の秘書が教える「NO」と言わない仕事術』幻冬舎
2016年07月17日俳優のトミー・フラナガン(50)が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』に出演することが決まった。カート・ラッセル、エリザベス・デビッキ、クリス・サリバン、ポム・クレメンティーフがすでにキャスティングされている本作で、トミーはマイケル・ルーカー扮するヨンドゥ・ウドンタが率い、クリス・プラット扮するピーター・クイルを誘拐した宇宙海賊ラヴェジャーズの1人を演じることになり、同海賊内で物議を醸すキャラとなるようだ。トミーはツイッターで「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』に出演するってついにお知らせできるよ」と伝えている。マーベル・シネマティック・ユニバースが手掛ける本続編には、主演のクリスをはじめ、ゾーイ・サルダナ、デビッド・バウティスタ、カレン・ギラン、マイケル、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、グレン・クローズら主要キャストの続投も決まっており、アトランタ・パインウッド・スタジオを通してケヴィン・フェイグがプロデューサーを務め、ジェームズ・ガンがメガホンを取る。公開は2017年5月5日を予定している。(C)BANG Media International
2016年03月01日4月11日から13日(現地時間)の週末全米映画興行成績は、前週首位の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が興収4,139万ドル(約42億円)で再び首位をキープした。累計は1億5,900万ドルとなり、2週目にして早くも前作『キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』の最終成績1億7,665万ドルに王手を掛けただけでなく、海外で約3億1,770万ドルを稼いだことで、世界興収はすでに上回る結果となった。ブラジルを舞台に飛べないインコ“ブルー”の活躍を描いた大ヒット・アニメ『ブルー初めての空へ』(’11)の続編『Rio 2』(原題)は、『キャプテン・アメリカ』から首位の座を奪う絶好のチャンスと予想されていたが、興収は3,900万ドルわずかな差で2位でのスタート。愛妻ジュエルと3羽の子どもたちとリオデジャネイロで都会生活を謳歌していたブルーが、ジュエルの里帰りのためアマゾンの奥地へと向い、やがて義父との緊張の対面を果たすというストーリー。声の出演は引き続き『ソーシャル・ネットワーク』(’10)のジェシー・アイゼンバーグと『レ・ミゼラブル』(’12)のアン・ハサウェイ。3位に初登場となったのは、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの製作スタジオが手がけた低予算ホラー『Oculus』(原題)。ラテン語で「目」を意味するタイトルの本作は、弟の殺人容疑を晴らすため、その事件が超自然的な力を宿したある鏡の仕業だと証明しようとするヒロインの運命を描く。監督は本作の元となる短編を手がけた『人喰いトンネルMANEATER-TUNNEL』(’10)のマイク・フラナガン。批評家たちの評価もこのジャンルとしては珍しく、軒並みの高評価が並んでおり、新シリーズの誕生が期待される。またフラナガン監督自身もハリウッドから注目される結果となった。一方、ベテラン監督、アイヴァン・ライトマンがメガホンを取り、ケヴィン・コスナーの主演で、アメリカン・フットボールのプロ・リーグ“NFL”のドラフトをテーマに、チーム建て直しのため1位指名の選手獲得に挑むゼネラル・マネージャーを描いたスポーツ・ドラマ『Draft Day』は1,000万ドルに届かず、初登場4位と期待はずれのスタート。共演はジェニファー・ガーナー、フランク・ランジェラ。順位は以下の通り。順位タイトル興収$(累計$)1. 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 41.3M (159.0M)2. 『Rio 2』(原題) 39.0M (39.0M)3. 『Oculus』(原題) 12.0M (12.0M)4. 『Draft Day』(原題) 9.7M (9.7M)5. 『ダイバージェント』 7.5M (124.8M)6. 『ノア約束の舟』 7.4M (84.8M)7. 『God’s Not Dead』(原題) 5.4M (40.7M)8. 『グランド・ブダペスト・ホテル』 4.0M (39.4M)9. 『Muppets Most Wanted』(原題) 2.1M (45.6M)10. 『Mr. Peabody & Sherman』(原題) 1.8M (105.2M)今週末は、いよいよジョニー・デップ主演のSF大作『トランセンデンス』が公開。その他、ジョン・タトゥーロ監督・主演のコメディ『Fading Gigolo』、全米ベストセラーの宗教本を映画化したドラマ『Heaven Is for Real』(原題)、アラスカのヒグマに密着したネイチャー・ドキュメンタリー『Bears』(原題)なども登場。(後藤ゆかり(cinema名義))
2014年04月15日