2019年12月18日 07:45
【映画と仕事 vol.2】気になるあの映画の予告編、どうやってできてるの? 監督、宣伝チームの思いを90秒で形にする
の制作に取りかかります。特報の時と同じように制作と確認・修正などがあるんですが、その間にWEBやSNS関連のプロモーション映像の制作や試写会告知などの映像制作もあります。その作品が小説原作の場合、書店で流すための作品紹介の映像を作ることもあります。
そこでまた2~3か月がかかるんですが、それが終わると今度は公開直前にCMとしてTVで流れる「TVスポット」の制作に移ります。他にもラジオCMもありますし、最近では初日舞台挨拶の映像を組み込んだ「大ヒット公開中」の映像を作ったりすることもあるので、映画公開のギリギリまで…なんだったら公開後も仕事をしています。昔よりも作るものの数は圧倒的に増えてますね。トータルで見ると、ひとつの作品に半年から1年弱くらいの時間、関わっていますね。
親や友達は「たかが30秒くらいの映像を切ってくっつけて作るのに、なんでそんなに忙しいの?」と思ってると思うんですが(笑)。
よい予告編とは――? 盛らず、ウソなく正攻法で観客の心に火をつけるべし!
――担当する作品の本編は合計して何回くらい見るんですか?
人それぞれだと思いますが、私はかなり見る方で、合計10回以上は見ると思います。