『パラサイト』格差を立地で表現…アカデミー賞ノミネートのスタッフが語る“半地下と豪邸”の裏側
撮影監督を務めたホン・ギョンピョは、ウォン・カーウァイ作品の撮影監督として知られるクリストファー・ドイルの元で経験を積んだのち、1998年に撮影監督デビュー。
現在韓国映画界を代表するシネマトグラファーとして幅広く知られ、ナ・ホンジン監督『哭声/コクソン』(’17)やイ・チャンドン監督『バーニング劇場版』(’18)など、日本でも人気のある作品を多く手掛けている。ポン・ジュノ監督とは『母なる証明』(’09)、『スノーピアサー』(’14)に続く3度目のタッグとなる。
プロダクション・デザイナーのイ・ハジュンは、大ヒット映画『10人の泥棒たち』やジョニー・トー監督『ドラッグ・ウォー毒戦』、カンヌのコンペティション出品作イム・サンス監督『ハウスメイド』など話題作を多く手掛けるベテラン。ポン・ジュノ作品ではNetflix映画『オクジャ/Okja』に続く2度目のタッグ。本作でアカデミー賞美術賞にノミネートされるという快挙を成し遂げている。どちらも新たな傑作を生みだすべく結集した最高峰のスタッフだ。
ソン・ガンホが「見せた顔はまた新しいもの」
物語は、日の当たらない“半地下”と、高台にある“豪邸”を中心に、豪華キャストのアンサンブルで展開していく。