『パラサイト』格差を立地で表現…アカデミー賞ノミネートのスタッフが語る“半地下と豪邸”の裏側
多くの時間を費やして、ソウルの再開発が予定されている古い町並みや、歴史ある集合住宅を歩き回りました。パク家の邸宅は映画の中では有名な建築家によって設計されたものという設定だったので、モダンだけれどエレガントなオープンセットを建て、家具や小物など内装にもこだわりました」と、物語の設定に沿ったよりリアリティなセットを作ることができたと自信をのぞかせる。
街の細部まで精密なコンテを描いて形作った半地下住宅街については、インタビュー映像で「ハエや蚊も実際に飛ばしました。地下特有のカビ臭さを出そうと意識した」と、劇中で重要な鍵となるが映像には映らない“匂い”や雰囲気についてもリアルを追求しながら挑んでいたと語っている。『パラサイト 半地下の家族』は全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
アカデミー賞、長編アニメ映画賞のノミネート対象作品に『ルックバック』『化け猫あんずちゃん』『きみの色』など31作品