くらし情報『「時代が『ロマンスドール』に歩み寄っている」『娼年』プロデューサーが10年越しで映画化実現』

2020年1月19日 11:00

「時代が『ロマンスドール』に歩み寄っている」『娼年』プロデューサーが10年越しで映画化実現

Photo by cinemacafe.net

高橋一生と蒼井優が18年ぶりの共演で、男女が強く惹かれ合い、時間とともに変わりゆく感情と関係を繊細に体現する『ロマンスドール』。これまで、『人のセックスを笑うな』から『凶悪』『娼年』『アンダー・ユア・ベッド』『悪の華』など、センセーショナルな作品を数多く手掛けてきた今作のプロデューサー・永田芳弘(株式会社ハピネット)が、本作の映画化までの流れや、タナダユキ監督の原作小説の映像化に踏み切った理由を明かした。

「夫婦の形は人それぞれあって良い」決めるのは二人

永田氏は自身が担当する作品を選ぶ際の基準や、作品に込めてきたメッセージやテーマ性について、「確かにセンセーショナルなものを意識はしています(笑)但し、センセーショナルなだけでは無く、その先に観客に何を届けられるかどうかを大事にしています」と言う。

「例えば、『ロマンスドール』は主人公・哲雄の職業に興味が湧いて、その夫婦の10年間って何だろうから始まった企画です。今の世の中、男女関係や結婚についていろいろな価値観があり、何が正しいか迷われている人が多いと思います。私は夫婦の形は人それぞれあって良いと思いますし、それを決めるのは当事者である二人。

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