くらし情報『「時代が『ロマンスドール』に歩み寄っている」『娼年』プロデューサーが10年越しで映画化実現』

2020年1月19日 11:00

「時代が『ロマンスドール』に歩み寄っている」『娼年』プロデューサーが10年越しで映画化実現

幸せの形は自分たちが決める。今回、観客の皆様に伝えたいのはそこです。なので、結婚、恋愛に悩んでいる男女にまず観て欲しいですね」と、本作に込めた思いを話した。

10年ぶりに原作に触れ、夫婦の「10年間の変遷がより理解できた」

本作『ロマンスドール』の原作小説は、2008年に雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載された。なぜ発表から12年経ったいま、映画化なのかについて尋ねると、実は2009年に単行本が出版された際から映画化の話はあったのだという。

「原作は主人公の哲雄の心情が痛いほどわかって、冷静に読めなかったですね。とにかく哲雄がただ単にいい人ではなく、情けなくてちょっぴり狡い。彼を他人事に思えなかったのを覚えています。
その時点で映画化を決意しなかったのは、映画にしたいと当時私に言ってくれた映画監督と原作が自分の中で結びつかなかったことと、ラブドールという題材にピンとこなかった、これは今考えると単に私の勉強不足だったのですが、平たく言えばこの原作をプロデュースする力量がまだ私にはなかったという事だったと思います」と、謙遜を交えながら当時をふり返る。そのうえで、なぜ“いま”映画化なのかという点については、「2017年にタナダさんから『ロマンスドール』の映画を一緒にやりませんか?と提案され、原作を10年ぶりに読みました。

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