休館に負けじ…亡き父の思いを受け継いだ支配人が語る名画座「下高井戸シネマ」の現況
その後も感染症対策を強化し営業を続けておりましたが、安倍総理が発令した緊急事態宣言を受け、これ以上の営業は難しいと判断、休館を決めました。現時点では、4月8日から緊急事態宣言が解除されるまで休館予定です。
――こうした中で、3月中旬という比較的早い段階で、独自のクラウドファンディングを開始され、4月14日現在で約960人から327万円を超える支援が集まりました。企画や特典の発案の経緯、開始後の反響について教えてください。また、現在のような状況にあって、改めて映画や劇場が果たす役割について、どのように感じられていますか?
2月にお客様が減少しだした時点で、かなり危機感を持っていました。もともと、ミニシアターの置かれている状況に危機感を持っていたこともあり、早い段階で資金を調達できるようなものを作らないといけないと考えました。迅速に、たくさんの方が利用しやすく、拡散力の高いものである必要があり、クラウドファンディングというプラットフォームが使えるのではないかと思ったのです。
反応については想像以上で、驚いております。
たくさんの方々からご支援と温かい応援のメッセージをいただき、当館が皆様にとって重要な「場」