くらし情報『「R15+だが精神的に滅入る」…世界各国で上映禁止の実録スリラー『アングスト/不安』予告』

2020年5月26日 19:00

「R15+だが精神的に滅入る」…世界各国で上映禁止の実録スリラー『アングスト/不安』予告

日本の映倫審査員からは、「R15+だが精神的に滅入る内容」と判定を受けている。

この度解禁となった予告編は、イタリアの詩人ダンテによる長編叙事詩「神曲 地獄篇」より「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という一節が映し出されるところから始まる。これは、本作を全額自費で作り上げ、各国での上映禁止措置が原因で全財産を失ったというジェラルド・カーグル監督の要望により、今回日本版の予告のみに入れられたもの。この門をくぐる者=この映画を観る者への警告ととれる言葉だ。

次に映し出されるのは『U・ボート』(’81)、『アンダーワールド』(’03)の俳優アーウィン・レダー扮する主人公K.。シャツにジャケットを合わせた一見普通の青年風だが、瞬きひとつせず、そわそわした様子である屋敷を訪ね、出てきた老婆を何の迷いもなく撃ち、刑務所へ収監。何やら危険な幻想を抱きつつ出所の日を迎える…。その後、狂人が世に放たれてしまったことにより、取り返しのつかない惨劇が起こる様子が切り取られている。
元「タンジェリン・ドリーム」「アシュ・ラ・テンペル」の作曲家クラウス・シュルツによる冷たく脈打つようなエレクトロサウンドと、アカデミー賞短編アニメ賞を獲得した『タンゴ』(’81)

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