2009年10月28日 20:25
ジェイク・シマブクロインタビュー 天才ウクレリストが奏でる“ワインのある風景”
ジェイクがオファーを受けたとき、ちょうどカリフォルニアで行われていた撮影が終盤に差し掛かっていた。それから映画が編集に入るとほぼ同時に、彼は音楽を作っていったという。イメージしたものは“ナパ・バレーの景色”そのもの。
「僕自身、何度かナパ・バレーに行ったことがありますが、とてもエネルギーのある素敵な場所なんです。実際に自分がそこで過ごした時間を考えながら、イメージを膨らませていきました」。
出来上がった映画を観て、「キャラクターはみんな大好きで、キャストも全員素晴らしかった!相性がすごく良かったと思います」と絶賛するジェイク。好きなシーンを聞くと、「たくさんあるけど…」と少し考えながら、「大介と道雄が二人で女性警察官の家に忘れ物を取りに行くシーン」、「道雄が落ち込んでワイナリーの池の中に入って暴れてしまうシーン」といずれもコミカルなシーンを選んでくれた。
「映画は大好きなので、また機会があればぜひ映画音楽に携わりたい」と話すジェイク。
ちなみに日本の映画も好きだそうで、最近観たものだと、「『ハンサム★スーツ』と『20世紀少年』が面白かった!」と挙げてくれた。日本映画とジェイクの音楽のコラボをまた観れる日はそう遠くないかも?先ずはウクレレの優しい音色がストーリーを美しく包み込む、『サイドウェイズ』の世界をたっぷりと堪能してほしい。