【ネタバレあり】韓国スリラー『ザ・コール』戦慄のラストシーン…運命が変わった瞬間に注目
足に残っていた火傷の跡がすっかり消え、スマホは手に戻り、家の雰囲気も衣服も何もかもが一変。父と母も元気な姿で現れる。未来が変わってしまった瞬間だ。
●運命が変わった日「12月29日」
未来が変わったことで父母と幸せな日々を満喫するソヨンは、やがてヨンソクの“過去から電話”に応じなくなっていく。ヨンソクにとっては未来とつながる電話だけが唯一のよりどころ。この辺りからヨンソクの本性が少しずつ顔を表し始めてくる。
その頃のヨンシクは、ソヨン家の火事をくい止めるために外出したことが養母にばれ、地下室で“除霊”されていた。恐らくだが、何らかの特別な能力を持つ養母は、彼女なりにヨンスクの狂気の暴走をくい止めようとしていたのかもしれない。
除霊の最中に養母が目にしたビジョンは、この後に起こる悲劇の未来を予見しているので注目だ。
「なぜ電話に出なかった!」と激昂する彼女に不穏さを感じ始めるソヨン。改めて「ヨンソク」の名を検索してみると、“養母が魔除けと称して養女を殺害した”という新聞記事が飛び込んでくる。
その事実をソヨンがヨンソクに伝えると、逆上した彼女は反対に養母を殺害してしまう。少しも悪びれる様子のないヨンシクは「生まれ変わった気分」