チュ・ジフン&チョ・スンウ&チョ・ジヌン、三者三様の韓国俳優に注目
特に2016年の映画『アシュラ』では、チョン・ウソン、ファン・ジョンミン、クァク・ドウォンという一癖も二癖もある先輩俳優にくらいついた。今や映画の世界では、こうした先輩にも負けない存在感を放つ存在に成長し、『暗数殺人』などを観ても、キム・ユンソク相手に、一癖も二癖もある役を演じられる俳優へと変化している。
またドラマの世界でも「キングダム」「ハイエナ」などに出演。特に「ハイエナ」では、自信過剰な若き弁護士を演じていて、ハイエナのような先輩弁護士のグムジャと出会い、その鼻をあかされながらも、成長していく。
グムジャとの間柄も、仕事の関係性だけが描かれるのではなく、緊張感のある大人の恋愛が進んでいくのも見逃せない。同年代、いや韓国の俳優の中でも、セクシーで洗練された大人の存在感を、ときにちょっぴりユーモラスな部分もはさみつつ、自然と醸し出せる唯一無二の存在となったのではないだろうか。
抑えた演技で魅せるチョ・スンウ
2000年に映画『春香伝』でデビューしたチョ・スンウは、韓流ブームの頃は、その活動の場がミュージカルや舞台、そして映画に重きをおいていて、ドラマには出演していなかった。特に2005年の『マラソン』はマラソン大会に挑む自閉症の青年を演じ、高く評価されたし、ミュージカル「ジキル&ハイド」