チュ・ジフン&チョ・スンウ&チョ・ジヌン、三者三様の韓国俳優に注目
大げさに表す感情よりも、何倍も伝わるものがあるのだ。
目覚ましい進化を遂げるチョ・ジヌン
チョ・ジヌンがデビューしたのは2004年の『マルチュク青春通り』と言われているが、長い間、出演本数は多いものの、目立つ役を演じていたわけではなかった。2010年前後からは「ソル薬局の息子たち」など、ホームドラマなどの出演も多くなる。今よりもふっくらしていて、気のいい親戚のお兄さんという雰囲気の役の印象が強かった。
そんなチョ・ジヌンだが、2012年の映画『悪いやつら』に出演した頃から、少しずつノワール作品への出演も増えていく。特に2014年にイ・ソンギュンと共に主演した『最後まで行く』では、殺しても簡単には死なないくらいの、不気味な強さで圧倒的な存在感を示す。2016年のパク・チャヌクの『お嬢さん』にも抜擢されるなど、この頃からぐっと活躍の幅が広がり、主演作も多くなってくる。また2016年のドラマ「シグナル」でも注目され、数々のドラマ賞でも評価された。
現在のチョ・ジヌンはシリアスでカッコよさを体現するような役も多い。かつて、ホームドラマで気のいい親戚のお兄さんという脇役を演じていたことが信じられないほどの目覚ましい変化である。