森山未來×北村匠海×勝地涼が『アンダードッグ』で魅せる 肉体改造で挑んだ新境地
「破天荒フェニックス」「ハケンの品格」、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』『マスカレード・ホテル』、現在公開中の『サイレント・トーキョー』など。
本作の出演にあたり北村さんと同じく10kg減量した勝地さんは、大物俳優の父から見放され空虚な日々を送る売れない芸人・宮木を熱演。テレビ企画でプロボクサーの晃との試合が組まれ、芸能界引退を懸けた勝負に挑むことになる宮木。芸人仲間の前でこそおちゃらけているものの、時折見せる虚ろな表情、試合に賭けた決意を見せるシーンが印象的。
今回、そんな宮木に共鳴する部分があったという勝地さんは、「僕は10代から役者をやらせていただいていますが、その時に自分が思い描いていたような役者になっているかと言ったらそうではなかった。よく、いろんな方から『器用に現場の空気を読みすぎる』と言われるのですが、ある時、『それを続けていたらいつかこの世界にいられなくなるよ』と指摘されたことがあって」と打ち明ける。
「これまでは明るいキャラクターを演じさせていただくことが多かったのですが、そうすると僕自身もそういうイメージだと思われるようになって、バラエティー番組などでも変にリップサービスしすぎてしまうところがあるんです。