2021年1月25日 07:45
【インタビュー】有村架純、菅田将暉との共演で芽生えた責任感「自分たちが次の時代を作っていく」
それは、「自分一人ではない」という意識が働いているが故だろう。「どの現場に行っても、セットをじっと観察しています。その役が生きている説得力がより強まるものが、衣装や美術だと思うんです。役を演じるヒントがたくさん隠されていて、面白いですし、いつも助けられていますね」との言葉からも、俳優部としての矜持がにじむ。常に貪欲に、かつ真摯に――。下学上達を地で行く部分が、有村さんの強みだろう。
そんな彼女の“お守り”になっているのが、書籍「日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-」だ。「自分の人生の基盤になっていますね。
茶道の話ではありますが、人間としての在り方やお芝居の向き合い方など、自分にもつながる部分がたくさんあって大好きですし、すごく大事にしています」。
次の時代を作るべく、諦めずに戦い続ける
新型コロナウイルスが世界を襲った2020年を総括し、「きっと、皆さんが色々なことに“気づいた”1年だったと思います。そんななか、人と人のつながりや、ぬくもりといった見えないところに改めて価値を感じる方が増えたのではないでしょうか」と語る有村さん。いま、この時代にラブストーリーが持つ可能性についても、持論を教えてくれた。