母娘の再生を支えたシーアの楽曲使用シーン到着『サンドラの小さな家』
を娘2人と歌いながら踊る。母娘の仲睦まじさと絆が一瞬にして分かる名シーン。クレアにシーアの曲をチョイスした理由を尋ねると、「脚本の初稿段階から、シーアの曲をイメージしていました。特に娘たちと一緒に歌う最初のシーン、『シャンデリア』がかかるあのシーンですが、古い脚本では、サンドラが持っているiPodの中に、彼女を助けてくれるアンセム(応援歌)的な楽曲が入っていて、その中にシーアの曲が含まれているイメージでした」と語る。
「決定稿にその部分はないんですが、サンドラがサバイブするために聴く曲としてシーアをイメージしていました。例えばお掃除をしているときもシーアの曲を聴いている、そういうキャラクター像です」と、当初からシーアの力強い曲が本作の重要な要素だったことを明かす。「シャンデリア」はシーアが薬物とアルコール依存症に苦しんでいた時期に作った曲と言われる。“私はこれからも生きていく”と、夫からのDVに苦しむサンドラが自分を励ますように歌っていると、曲は突然夫のガリーに止められ、目を覆いたくなるような壮絶な暴力シーンへと続く。
「『シャンデリア』は、何かに対して愛を持ちつつも、すごく大きな怒りを表現している曲だと私は感じていました。