中島健人「歴史の1ページに残る授賞式に」今年のアカデミー賞授賞式を予想
と言い、「とても面白かったです」と絶賛。「これは個人的な好みではあるんですが、(『Mank/マンク』は)映画へのリスペクトがものすごくつまった映画なんですよね。いまの映画人たち――映画についてたくさん勉強してこられた方たちがいまのハリウッドを作り上げているわけじゃないですか。その方たちが、必ず一回は勉強したであろう史実が描かれた作品。僕たちが歴史を勉強する面白さと同じで、映画にもこんな時代があったんだな! と知ることができました」と熱く語る。
また、最有力といわれる『ノマドランド』についも「素敵な映画だった」と中島さん。主演女優賞にノミネートされているフランシス・マクドーマンドにも「すごいなと思ったのは、リアルなノマドの方々(※マクドーマンドとデヴィッド・ストラザーンを除いて、登場人物たちは俳優ではなく実際のノマドの人々)との対話で成り立っていて、自分は聞き手に回りつつ、自身は“フィクション”のノマドなわけですよ」とコメント。「いわばリアルとフィクションの中でお芝居をしているわけですけど、その中にちゃんと感情を生むことができる彼女の技術力はすごいなと思いました。
あとは、Amazonで働いている姿なんかは本当にリアルでした」