剣心と新時代を目指した女性たち…土屋太鳳、師から“継承”した技で闘う巻町操『るろうに剣心』
先日解禁されたアクショントレーニング動画でも、そのポテンシャルが遺憾なく発揮されており、今回の『The Final』での操のアクションシーンは前作『京都大火編/伝説の最期編』のクオリティを遥かに超えたものとなっている。
操は剣心同様に天涯孤独であり、剣心に師匠・比古清十郎がいるように彼女にもまた蒼紫という師匠が存在するなど、どこかしら剣心と共通する要素を持つキャラクター。前作『伝説の最期編』では剣心が比古から、飛天御剣流の奥義を会得したのと同様、今作では操が、師匠の蒼紫を彷彿とさせるアクションを見せてくれる。『るろうに剣心 最終章』では、剣心から弥彦、蒼紫から操など、物語の中のキャラクター同士でその意志の“継承”が行われていった。それとともに、大友啓史監督が「第1作の時に、型にはまらない常識破りな20代後半から30代半ばのスタッフを集めたんですけど、彼らはこの8年間に様々な現場でいろいろな技術を蓄積した」と語っているように、スタッフ間でも“継承”は重要なキーワードとなっていることが伺える。
作品の中での、登場人物同士での意志の継承、そして、10年間変わらぬスタッフで制作を続けてきたからこそ成し遂げられた技術の継承。