くらし情報『【インタビュー】高畑充希 大きな“破壊”の後に気づいたこと…失う前に気づくことの大切さ』

2021年9月1日 07:45

【インタビュー】高畑充希 大きな“破壊”の後に気づいたこと…失う前に気づくことの大切さ

「明るい題材じゃないし、私が演じた役もすごくハードな人生を歩んでいるだけど、絶対に暗くしたくない、“かわいそう”には見せたくないというエネルギーを脚本からも強く感じました。人が死ぬシーンですら、単に悲しい“お涙ちょうだい”にしたくないっていうエネルギーは、文字から浮き出るくらいに感じました」と語る高畑さん。タナダ監督と仕事をしてみて「一度、タナダさんと仕事をした俳優さんがみなさん『またやりたい』とおっしゃるのがすごくわかりました」と目を輝かせる。

“継いでいく”ということに意義を感じるように

本作で、高畑さん演じるヒロインの魅力を引き出す存在として2人のジャンルの異なる“笑いのプロ”が大きな存在感を放っている。ひとりは朝日座の支配人を演じた落語家・柳家喬太郎。もうひとりが回想シーンで登場し、震災によって心に深い傷を負った莉子を映画好きに染めながら導いてゆく恩師・茉莉子を演じた大久保佳代子である。喬太郎師匠、大久保さんとの会話劇では、高畑さんはそれぞれとお笑いコンビを組んだような、全く異なる笑い、そして活き活きとした表情を見せてくれる。

「私自身、10代の頃は(学生時代の莉子のように)

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