【シネマモード】この人に会いたい! 『フローズン・リバー』監督、コートニー・ハント
人間の質はお金とは全く関係ないわけで、大邸宅に住んでいようと、トレーラーパークに住んでいようとそれで差別されるべきではないということ。そういった倫理観を母が映画を通して教えてくれたのよ」。
コロンビア大学で映画を学んでいたときには、“女性が主人公の映画にはアドベンチャーが足りない”という批判をよく聞かされ、そのたびに不満に思っていたという監督。今回の作品では、女性の物語にもアドベンチャーがあるということを証明できたとも言われるけれど、そのほかに何かこの作品を通して証明できたことはあるのでしょうか。
「どんなに少しの予算しかなくても映画は作れるということ。スペシャルエフェクトを使わなくてもスーパーヒューマンな映画を作ることができるということ。私、キャスト、カメラマン、プロデューサーをはじめ、多くのスタッフが女性だったけれど、女性が団結して力をあわせれば効率の良い仕事ができるということ。(男性だと、一人がリーダーになるというスタイルがいいのかもしれないけれど、私たちはみんながまるで働き蜂のようになって一緒に作業をしたわ。
)あと、24日間で注目作を作れるということ。私は娘を現場に連れて行っていたんだけれど、子供が現場にいても撮影に支障はないということ。