くらし情報『激しい音楽と痛ましい青春…『麻希のいる世界』主演に、元アイドルの新谷ゆづみと日高麻鈴が起用された訳』

2021年11月10日 19:00

激しい音楽と痛ましい青春…『麻希のいる世界』主演に、元アイドルの新谷ゆづみと日高麻鈴が起用された訳

Photo by cinemacafe.net


11月6日に東京フィルメックスのワールドプレミアで塩田明彦監督の『麻希のいる世界』が上演された。

『黄泉がえり』や『どろろ』などの原作付きエンタメ映画を撮る一方で、『害虫』のように海外の映画祭で賞をとる作品やロマンポルノまでと幅広い活動をする塩田監督。そのオリジナル脚本作の主演に抜擢されたのは、同じアイドルグループ出身でほぼ無名の2人の新人女優、新谷ゆづみと日高麻鈴。ワールドプレミアの舞台挨拶で、塩田監督はこの2人を「頑固で素晴らしい女優」と絶賛。

いままで、宮崎あおい、草彅剛、柴咲コウ、妻夫木聡、北川景子など、錚々たる俳優陣を起用してきたベテラン監督が、この2人のどこに魅力を感じ、なぜ主演で映画を撮ろうとしたのか。それが舞台挨拶で明らかになった。


激しい音楽と痛ましい青春…『麻希のいる世界』主演に、元アイドルの新谷ゆづみと日高麻鈴が起用された訳

沼津に住む高校2年の由希(新谷ゆづみ)は、重い持病を抱えており、いつ命が尽きるかという不安の中で周囲とも交わらず孤独に毎日を送っていた。そんな中で同じ高校に通う麻希(日高麻鈴)に興味を持ち、無理矢理に近づこうとする。悪評が酷くて麻希には誰も関わりたがらないが、彼女の歌と音楽の才能に感銘した由希は、バンドを組んで麻希を世に出すことで、自分の生きた証としようとする。

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