くらし情報『映画業界と女性たち…『私ときどきレッサーパンダ』制作陣やキャスティングのドキュメンタリーから迫る』

2022年3月26日 17:30

映画業界と女性たち…『私ときどきレッサーパンダ』制作陣やキャスティングのドキュメンタリーから迫る

いままで確実に存在してきたはずなのに、“見えないようにされてきた”重要な女性たちが次から次へと登場する。

映画業界と女性たち…『私ときどきレッサーパンダ』制作陣やキャスティングのドキュメンタリーから迫る
『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』
まず、1910年代のハリウッド創成期で多くのスタントをこなしていたのは女性だったことが明かされ、映画が一大産業として成立していくにつれて、女性たちが脇に追いやられていったことが語られる。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではブラッド・ピットがレオナルド・ディカプリオ演じるTVスターのスタントダブルを演じていたが、本作ではその後の70年代、ウーマンリヴ運動の流れの中で誕生したTVシリーズ版「ワンダーウーマン」や「チャーリーズ・エンジェル」「フォクシー・ブラウン」などで活躍したスタントウーマンの先駆者ジーニー・エッパー、ジュリー・アン・ジョンソン、ジェイディー・デビッドらが登場。現在マーベル映画やDC映画で引っ張りだこの世代がインタビューする構図に胸が熱くなる。

黒人女性であるジェイディーは“スタントマン”協会には入れてもらえなかったと話し、黒人スタント協会は創立時から男女の隔てがなかったと打ち明ける。ジュリーらによってスタントウーマン協会が設立されるが、やがてジーニーが会長になると大手スタジオから干されるようになったと語り、TV界初の女性アクション監督となったジュリーが命がけの撮影現場でドラッグの蔓延を指摘すると不当に解雇された(裁判にもなった)

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