2022年5月31日 14:30
ルーシー・ボイントン、60年代の女性スパイ役で活躍「力を与えてくれる経験でした」
ということであなどっていることを、彼女はよく理解し、逆に巧みに利用しています。
彼女は仕事からエンパワメントと自由を与えられているけど、しかし実際には社会的な制約や期待に縛られている。結婚か仕事か、岐路に立たされた彼女は、決断しなければならないことは分かっているけれど、実際にどうすればいいのか分からない。そんな時期にハリー・パーマーが登場します。彼女の人生が新たに動き出し、パーマーとの出会いが行動を起こすきっかけとなるのです。
「すべてのカット、衣装に物語があり、彼女の人生の大きなストーリーを示唆」
●ジーンは1960年代の女性でありながら、どこか現代の女性に通じる部分があります。
ルーシー:ジーンの物語は、現代にも通じるものがあり作品の魅力のひとつです。彼女の台詞の多くは、本当に私にもよくわかるものでした。
1960年代と現在を比較し、女性の経験を正当に描いたドラマだと思います。まだ変わっていない部分が多くあることを認めつつ、それでもジーンの姿にはパワーを貰えます。「落ち着いちゃダメ、突き進んで!」という健康的なメッセージのように感じられるんです。
●ジーンの衣装は、彼女の人生や時代の変化を反映している?
ルーシー:衣装はジーンというキャラクターの最初の入口でした。