2022年5月31日 14:30
ルーシー・ボイントン、60年代の女性スパイ役で活躍「力を与えてくれる経験でした」
ジェームズ・ワトキンス監督と何度も打ち合わせをしたのですが、まだ頭の中で抽象的なイメージにとどまっていました。しかし、衣装デザイナーのキース・マッデンと初めて衣装合わせをしたとき、ジーンの姿が突然見えてきました。キースのコンセプトとヴィジョンはとても正確で、その瞬間に「あ、これだ」と思いました。その靴と衣装を身にまとうと、本当にジーンを感じることができたんです。ジーンに命が吹き込まれた、本当に感動的な瞬間でした。キースは、細部に至るまで鋭い観察眼を持ち、色の選択や組み合わせのひとつひとつにこだわりを持っています。すべてのカット、衣装に物語があり、彼女の人生の大きなストーリーの中の何かを示唆しています。
ジーンは仕事をする上で若い女性であることが有利であることを認識しており、自分の能力に絶対的な自信があるからこそ、スパイにありがちな目立たない地味な色の服装は必要ないと思っています。
●ジーンのヘアスタイルについて
ルーシー:2種類のウィッグを使いました。ロンドンのシャーロット・ストリートに合わせたものは、フォーマルなアップスタイルで、スタイリッシュなひねりを加えた、オフィスでも使えるようなヘアスタイルです。