シネマカフェ的海外ドラマvol.151 「SATC」が教えてくれた喜怒哀楽 第2回
私自身、少々頑固だけれど優しくて穏やかなエイダンではなく、腐れ縁のミスター・ビッグに運命を見出してしまうキャリーにもどかしさを感じたものでした。しかし、映画版第1作の公開前にTVシリーズを観直したとき、エイダンとキャリーの恋愛を別の角度から見ている自分を発見。と言うのも、すったもんだを重ねた末の決定的な別離の際、「一緒にいたいけど、いまは結婚は考えられない」と呟くキャリーに対し、「結婚しないなら別れる!」と詰め寄ったエイダンに強い違和感を覚えて…。もちろん、相手が違えばキャリーの反応も違ったかもしれませんし、婚活ブームの日本を思えばエイダンは本当に貴重な存在ですが(!)、結婚という枠組みを前に男女が意見を戦わせ、それを見る視聴者の心にも何らかの意見を芽生えさせる「SATC」のパワーが改めて感じられました。
…さて、映画版第2作には、何と話題のエイダンが登場!キャリーたち4人が旅行に出掛けた砂漠の国アブダビで、まさかの再会を果たすのだそうです。まさかの再会をちょいちょい果たすキャリーとエイダンですが、今回はどうなってしまうんでしょう!?
ところで、「SATC」に登場する男性たちの中で好きなキャラ、嫌いなキャラは人それぞれでしょうが、以前のサラ・ジェシカ・パーカーはこう語っていました。