2023年1月26日 12:47
【インタビュー】竹野内豊&山崎育三郎、『イチケイのカラス』シリーズで築いた安心と信頼感
自由すぎて、型破りにもほどがあり、超迷惑。それでいて、こんな人になりたい、こんな生き方をしたいと思わされる。入間みちおはそんな人だ。そのことは彼の被害者(?)であり、彼の信奉者とも言える井出伊織が一番よく知っている。そして、“みちお旋風”ならぬ“みちお暴風”はスクリーンへ。
裁判官・入間みちおと検事・井出伊織として連続ドラマ「イチケイのカラス」を共に駆け抜けた竹野内豊と山崎育三郎が、映画『イチケイのカラス』と一連のシリーズについて語る。
「竹野内豊と入間みちおの境界線がよく分からない」
──映画『イチケイのカラス』でも、みちおと井出の関係は相変わらずですね。
山崎:井出がみちおさんを追いかける構図は、連ドラのころから変わりないんですよね。
初めこそ敵対するポジションにいましたが、どこか惹かれていって。みちおさんの生き方や行動を見ながら、井出自身が変わっていく。「自分にとっての正義とは何か?」を考えるような瞬間もありましたし。そのあげく、今ではみちおさんのお目付け役のような立場になって。みちおさんのことになると結局、井出はコントロールできないんです(笑)。
竹野内:私を含め、入間みちおという破天荒な裁判官には誰しも違和感を持っていると思います(笑)。