話題作を次々と手掛けるスタジオA24も注目する新星シャーロット・ウェルズ監督の初めての長編映画である『aftersun/アフターサン』が5月26日(金)より公開。
昨年のカンヌ国際映画祭批評家週間での上映を皮切りに話題を呼び、世界中で高く評価された本作は、彼女が幼いころ、実際に若き日の父と過ごした夏休みの思い出がベースとなっている。
ほかにも、ソフィア・コッポラやミア・ハンセン=ラブといった気鋭の女性監督が実体験を基に父と娘を描く作品が近年注目を集めている。いずれも自身の経験を反映しているからこそ物語に深みが生まれ、誰しもがまるで自分ごとのように共感する作品ばかり。ウェルズ監督『aftersun/アフターサン』を含め4作品をピックアップした。
ミア・ハンセン=ラブ『それでも私は生きていく』5月5日より全国順次公開
病気の父親の介護、仕事、子育て、新たな恋。懸命に生きようとする女性の物語
第66回ベルリン国際映画祭で銀熊(監督)賞を受賞し、いまやフランス映画界を代表する存在となったミア・ハンセン=ラブが自身の経験を基にメガホンを取った8作目。

サンドラ(レア・セドゥ)は、夫を亡くした後、通訳の仕事に就きながら8歳の娘リン(カミーユ・ルバン・マルタン)