たけし、初の倉本聰ドラマに「見事な脚本。怒られない出来の芝居を」
とサラリと交わし、小栗さんにマイクを渡す仕草を見せたかと思うと、すぐ持ち直して「熱愛関係ですね」と山田優との交際でも注目を集める小栗さんをイジる発言。テレビ界の重鎮2人揃い踏みで冒頭から漂っていた重々しい雰囲気を一転、会場の笑いを誘った。
小栗さんは少尉役で「いま、平和平和と言われますが、この平和が正しい平和なんだろうか?と思うことがあり、そういうことが書かれている脚本。もっと危機感を持った方がいいのかも」。少尉役の向井理も「戦争を経験していない世代で、なかなか向き合うことができない問題に触れられる作品。出演させていただくことは意義深い」。揃って表情を引き締めた。
一方、倉本さんはたけしさんとの共演歴について「実は一度、仕事をしたことがある。
フジテレビの大みそかの20分ドラマで。2、30年前でたけしさんは忘れているようだったから言わなかったけど」と明かした。キャスティング理由は「たけしさんが演じる上等兵の大宮は『兵隊やくざ』シリーズで勝新太郎さんが演じた大宮二等兵からとった。つまり今回の主人公のイメージは勝さんなんですよ。兵隊やくざそのまま。やんちゃで明るさがある。演じられる人を考えたらたけしさんだった。