2023年6月27日 16:30
“日芸”OB・池松壮亮「いい作品として残したい」、学生の前で『白鍵と黒鍵の間に』ティーチインイベント
と一筋縄ではいかない冨永作品の中での役作りについても、リアルに語っていた。
映画を学ぶ学生たちから生質問、「どう演じるか……?」と悩む場面も
さらに、学生たちからの生質問に答えるQ&Aを実施。実際に監督として映画作りを学んでいるという学生からは、「俳優の意見を取り入れることがあるなんて、興味深くお話しを伺っていました」と2人のエピソードを真剣に受け止めたコメントとあわせて「撮影時で大変だったことは?」という質問が。
池松さんが「音楽映画の力を改めて見直すと共に、音楽映画を作るのって大変だな、と。セリフと音のタイミングを全部計算して撮影しないといけないし、全員がそのことに苦労していたと思います」と答えると、冨永監督も「演奏シーンは誰が何をするのか共有するのが大変で…。編集部のスタッフがVコン(絵コンテの映像版)を用意してくれたんだけど、登場人物10人くらいの動きを演奏にあわせて実際に映像として確認できるから、すごく助かりました。僕が一番ホッとしたと思う(笑)」と音楽が重要な作品ならではの苦労エピソードを告白。
さらに、冨永監督は「(本編終盤の)ビルとビルの隙間で撮影したシーンも大変だった」