くらし情報『“日芸”OB・池松壮亮「いい作品として残したい」、学生の前で『白鍵と黒鍵の間に』ティーチインイベント』

2023年6月27日 16:30

“日芸”OB・池松壮亮「いい作品として残したい」、学生の前で『白鍵と黒鍵の間に』ティーチインイベント

自分も学生の時はそのことを隠しながらも一番焦っていたし、そうではない周りをみて腹立たしく思ったりもしました」と回答。

「でも未来にしか結果が分からないこと。そのことを受け入れて、情熱を注いでほしいと思いました。夢中になることを優先して欲しい。その先に答えは必ずあります。成功することが幸せじゃなく、やめることだって幸せです。目の前にあることに情熱を注いでください」と、学生時代の実体験を交えながら、未来の日本映画界を担う力を持った学生へと力強いエールを送った。

また最後に、池松さんは「コロナ禍があって映画の価値ってなんだろう?と色々と考えました。
皆さんは在学中にコロナを経験して本当に大変だったと思います。僕たちが目指す映画の価値はどんどん下がっています、それがすごく嫌なんです。時代の移ろい、人生の移ろいの中に、音楽が、映画がある、ということをこの作品でどうしてもやりたかった。それが伝わっていたら嬉しいです。楽しく、“ノンシャラント”に、情熱に従っていって欲しいと思います。そしていつか、一緒に仕事をしましょう」と学生たちへメッセージを投げかけていた。

『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)

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