2023年8月3日 07:45
【インタビュー】赤楚衛二が『ゾン100』を通して得た気づき「人生において何が豊かさにつながるのか」
の1巻を読んで衝撃を受け、中学時代には漫画喫茶やゲームセンターの漫画コーナーで「ドラゴンヘッド」や「多重人格探偵サイコ」といった大人向けの漫画を読み漁っていました。その中で出合い「本当に面白いし、考えさせられる」と感じたのが「サンクチュアリ」と「ザ・ワールド・イズ・マイン」です。
――筋金入りの漫画好きである赤楚さんが考える、『ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと』の独自性を教えて下さい。
ゾンビの世界を描いた作品は悲壮感が漂っていて、哀しさや息苦しさを感じさせるものが多いですよね。映画『ゾンビランド』などはちょっとコメディチックになっていますが、『バイオハザード』や『ウォーキング・デッド』『新感染 ファイナル・エクスプレス』など、哀しくてシリアスな話が多いなか、『ゾン100』を読んだときに「ここまではっちゃけている作品は新鮮で滅茶苦茶面白い」と思いました。元々、弟から「面白いよ」と薦められて読んでいた作品だったので、出られると決まったときは嬉しかったです。
ちょうど実写化のお話をいただいたときはコロナ禍で、やりたいことができない鬱屈した状況が続いていて「まさに今の状況が『ゾン100』の世界と似ている」