グラデーションありのロングの茶髪に長めの前髪。この際ですから、思い切りイメージチェンジして、ショートカットなどで登場してくれても面白かったのですが。ただ、例えそれでも、私たちは彼女を見分けることができるはず。しかも、アンジーほどの美人ならば、人目を引いてしまうこと必至。人々の覚えも良いから、彼女のような華のある人はスパイには向かないのは確か。スパイならば目立たないことが基本だと、モニカ・ベルッチ主演の『スパイ・バウンド』では言っています。アンジーにしてもモニカにしても、目立たない女の対極にあると思うのですが、やはり美人スパイでないと話が面白くないのでしょうか。
先日、現実世界で起きたロシア美女スパイ、アンナ・チャップマンの事件について、とある配給会社の担当者(男性)と話をしていたところ、「あのスパイ、全然美人じゃないのに、どうして美人スパイって言われているんだろう」とポツリ。
好みの問題でしょうが、同意したい気持ちもありました。「やはりマスコミとしては、面白さを倍増させるため、そこそこの人ならば“美人”と装飾しちゃうんでしょうね」と返しておきました。現実には誰もが唸るような美人スパイ、イケメンスパイなんて機能できないのかもしれませんね。