トム・ヒドルストンが主演・製作総指揮をつとめた「ロキ」シーズン2がフィナーレを迎えた。最終話の第6話は、シーズン1・第1話と同じタイトルの「大いなる目的」。タイムスリップ(時間移動)を自分の意志で操れるようになったロキは、“在り続ける者”の物語を書き換えた。
その物語とは、誰よりも寂しがり屋で愛に飢え、居場所を求めていたロキが大切な友人たちを守るために、時の終わりの玉座につくこと、自ら巨大な“時間織り木”となって時空を司る神となることだった。うすうす予感していたことではあったが、ロキは身を挺して在り続ける者に代わる存在となったのだ。
ロキの“究極の選択”に涙が止まらない…
シーズン1・第1話といえば、TVA(時間変異取締局)に捕まったころのロキはかなり反抗的だった。「お前ら役人に私の物語を定めさせたりはしない」と吠えるロキに、当時判事だったラヴォーナ・レンスレイヤーが「あなたの物語でありません」と断言している。誰の物語かといえば、在り続ける者による神聖時間軸を守るための物語である。
それを書き換えるため、ロキはまずヴィクター・タイムリーが“TVAの心臓”時間織り機を修復しようとする場面(第4話)