くらし情報『「模倣犯」は脚本開発に2年半、台湾ドラマ急成長の理由を名プロデューサーが語る』

2023年12月25日 18:30

「模倣犯」は脚本開発に2年半、台湾ドラマ急成長の理由を名プロデューサーが語る

目次

・配信サービスの普及でグローバル化に方向転換
・脚本家の創作活動を支える取り組み
・台湾のクリエイターたちに宿る日本の“養分”
・ローカルの多様なストーリーを生む背景
Photo by cinemacafe.net


「悪との距離」「次の被害者」「模倣犯」など話題の台湾ドラマを次々と世に送り出し、台湾の映像業界で一目置かれる名プロデューサー・湯昇榮さん。製作の舞台裏を聞くと、見えてきたのはグローバルに展開するための脚本開発へのこだわりと、ローカル色を取り入れたストーリーの多様化だった。

配信サービスの普及でグローバル化に方向転換

――近年の台湾ドラマは飛躍的にクオリティが上がったと感じます。その背景には、文化コンテンツの産業化や国際化を促進する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー 」(以下、TAICCA 読み:タイカ)や台湾政府によるサポートがあるとうかがっています。現場で感じる変化があれば教えてください。

まず、これは世界的なトレンドですが、Netflixのようなストリーミングプラットフォームの台頭によって視聴者の鑑賞スタイルが変わりました。テレビと違い、見たい時に、見たい速度で見られる。こうしたビジネスモデルによって、好まれるジャンルが明確になったと思います。


台湾のドラマはここ10年間で大きな変化を遂げました。とりわけこの5年間で、さまざまなジャンルの作品が作られるようになったと思います。

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