くらし情報『ジブリからイーストウッド作品まで 昭和、平成、令和を駆け抜けた映画宣伝マンが回想 『もののけ姫』初日の衝撃の光景』

2024年3月22日 13:30

ジブリからイーストウッド作品まで 昭和、平成、令和を駆け抜けた映画宣伝マンが回想 『もののけ姫』初日の衝撃の光景

で、卒業する段になって「就職どうしようか」と思い、映画会社の新卒採用に応募したんですが、まるで引っかからず。そんな時、洋画配給のヘラルド(※当時は日本ヘラルド映画株式会社)に電話したらバイトなら募集しているというんです。ちょうど『サンタクロース』(1985年)という洋画の大作があって、幼稚園に行って前売券を売ってくるという仕事でした。それでもいいと思ってヘラルドに入れてもらい、都内各地の幼稚園を廻っては、先生や園児たちの前でサンタクロースの格好をして宣伝をし、券を売りました。

その時へラルドで、映画の前売券を扱うメイジャーという会社の人たちと知り合いました。いま、代表取締役をしている西牧(昭)さんと佐川(慎二)さんです。1986年の年始まで3か月ほどヘラルドにいた後、西牧さんから「そんなに映画好きならうちに来る?」と声をかけてもらいました。当時のメイジャーの営業部は、プレイガイドや大学生協などに映画の前売券を卸す仕事です。
何でもいいから映画に関わりたいという気持ちだったので、すぐに「やります」と応え、入れてもらいました。

それから2年間、営業部でアルバイトとして働いていたんですけど、当時メイジャーには宣伝部もあって、そこのボスが徳山(雅也)

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