くらし情報『映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?』

2024年3月31日 11:00

映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?

扇動したのが上院議員ジョセフ・マッカーシーであり、「マッカーシズム」とも呼ばれた。

映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?

ソ連の核実験成功の一因には、「マンハッタン計画」に参加していたスパイからの情報があったとされるため、オッペンハイマーもマッカーシズム期に行われた「赤狩り」の場、下院非米活動委員会での公聴会で証言を求められた。かつて共産主義者とつながりはあったものの、スパイ活動への関与は否定、しかし原爆技術に対する機密保持許可が剥奪された。


映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?
機密保持許可
国家機密等の重要情報を扱う公務員や政府などが特別に認めた民間人に対し、その適格性を確認したうえで情報へのアクセスを認める制度。

1954年、スパイ容疑をかけられたオッペンハイマーは機密保持許可が剥奪されたことで核関連の最先端の研究そのものから排除されることになり、事実上の公職追放となった。

映画『オッペンハイマー』戦争終結の立役者が赤狩りに…天才科学者が生きた激動の時代とは?
ウィリアム・ボーデン(デヴィッド・ダストマルチャン)原子力委員会元事務局長原子力委員会(AEC)
大戦を終結させた原爆などの核兵器を管理する必要性が高まり、1946年、アメリカは原子力・核兵器計画を監督・規制するために原子力委員会(AEC)を設立。

委員会は監督・規制だけでなく、原子力研究を軍から切り離し平和利用を推進する役割も担った。

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