「こんなに疲れたことはなかった」『オペラ座の怪人』デザイナーが衣装の秘密明かす
衣装をデザイン。
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ファントムの運命を動かすきっかけにもなる、意欲的なオペラ座の新しい支配人、アンドレとフィルマンには、それぞれのキャラクターの異なる性格を出すよう、俳優たちの異なる体型を衣装デザインで強調。個性的なキャラクターそれぞれの衣装に加え、劇中で演じられるオペラ座の公演用の衣装も制作するなど徹底的なこだわりを見せた。
その上でさらに「どの衣装にとっても、一番難しいのは生地」と言う。「劇中で上演されるオペラの一つ『ハンニバル』に関する演出はとても派手、というものだった」。そのためバインは「19世紀の美しい生地を買い、それをスキャンしてスクリーンに落とし、それを高くない綿のカーテンの裏地に大量に印刷、コーラスガール用だけでも、この素材を何百メートルも使った」と笑顔を見せ、「どんなアイディアだって思い描けるけれど、動きに合った生地がなかったら、色やパターンや長さを考えるまでもなく、それはもう無理と決まっている」と力説。
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本作の人気シーンの一つ、星のモチーフをあしらったティアラと宝石で飾り立てられた200人近くが参加する圧巻の仮面舞踏会のシーンについては、本作の冒頭にも登場する『オペラ座の怪人』の重要なキーワードの一つ、世界的に有名なクリスタルメーカー、スワロフスキーのシャンデリアの部品が組み込まれていることも明かした。