吉沢亮「本当に光栄」“コーダ”演じた『ぼくが生きてる、ふたつの世界』上海で熱い反応
エンドロールに入ると、会場全体が大きな拍手で包まれた。舞台挨拶では冒頭、呉監督と吉沢さんが自己紹介をそれぞれ中国語で挨拶を披露すると、歓声があがり、続いて司会者からの「吉沢亮さん、デビュー15周年おめでとうございます!」という言葉には観客からも大きな拍手とお祝いの声が沸き起こった。
吉沢さんは「僕がアクターを始めて15周年ということで、そんな記念すべき日に、こうやってたくさんの方に、この中国という場所で、みなさんとお会いできて、こうやって温かく迎えて頂いて、本当に幸せな日だなと。すごく嬉しいなと、喜びをかみしめております。(中国語で)謝謝!」と笑顔でコメント。
また、呉監督は、アカデミー賞を受賞したアメリカ映画『Coda コーダ あいのうた』からの影響についての質問に、「私も『Coda コーダ あいのうた』(以下『コーダ』)が大好きで、何度か鑑賞させて頂いているんですけれども、この『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に関しては、『コーダ』が日本で公開する前に企画を始めているんですね」と明かす。「そして、『コーダ』が公開されて、タイミング的にも、勉強になることがたくさんありました。そのひとつとしては、ろう者の役を本当のろう者の俳優さんにやって頂くということが、すでにされていたので、これはアジアという場所でも、ぜひとも実践をしたいなと思いました」