吉沢亮「本当に光栄」“コーダ”演じた『ぼくが生きてる、ふたつの世界』上海で熱い反応
舞台挨拶の時もとても温かい声援をくださって、来てよかった、本当に光栄だなと思いました」と笑顔。
続いて、手話取得の苦労を問われると、「2か月くらい前から、手話の練習はさせていただきました。その中でただセリフの手話を覚えればよいだけでなく、相手の言っていることをきいて、それに表情でリアクションしたり、手話の中でも例えば『大丈夫』ということも、表情にのせることによって疑問形になってくるとか、表情管理も手話の表現になるという点がすごく大変でした」と述懐。
「演技の上手い下手以前に、ちゃんと会話が成立している、という空気感がこの作品にはどうしても必要だったので、どうやってみせていくか、僕がどれだけ手話を上達できていくかが大変ではありました」と明かす。
その努力には呉監督も、「手話を教えてくださる手話チームのプロの方たちが、みな驚くくらい吉沢さんのセンスがいいと言ってました。そして彼はあまりみせてないですが実はすごく努力をしてくれたのではないかと思います」と話した。
そして、呉監督は本作がコンペティション部門に選ばれたことについては「それはもう、すごく嬉しいです。映画を作るということは、そもそもなかなか誰でもできることではないので、そんな贅沢なことをさせて頂いて、この映画が日本のみならず、まずは上海で、世界に発信できるということ、さらに、それがメイン・コンペティションに選ばれたことがすごく嬉しい」