大竹しのぶ、9年ぶり『インサイド・ヘッド』続編も「私の中にカナシミは生き続けていた」
しばらく経って、このキャラクターたちとこの世界観で、まだ分かち合えるお話があるんじゃないかと感じて、ケルシーに『何かアイディアはないか』と話したところから始まりました」と明かす。
村山佳子
村山さんは思春期を迎えたライリー、本作から新たに登場するハズカシ、イイナーなどのキャラクターのデザイン監修を務めたが、「ハズカシは一番体格が大きいけど、一番かわいくて思わずハグしたくなる優しい感じを出しました。ライリーは思春期の、子どもでも大人でもない、不思議なちょっと気まずい感じを等身大の13歳で表現できるようにがんばりました。イイナーは、“嫉妬”という感情はかわいいとは言えないので、見ていてカワイイ、好きと思ってもらえるように工夫しました。目にキラキラを入れると“うらやましい”という感情がちょっとポジティブになり、そこで意図せず日本の表現が出ました」と日本のアニメや漫画からの影響にも言及した。
ケルシー・マン監督
本作で初めて長編作品を手掛けたマン監督は「これは『自分自身を受け止めよう』という話です。(ライリーの)この年齢になると、自意識が強くなり、自分に厳しくなって、外側から自分を批判したり、新しい感情が出てくるし、他人と比べて良くないと思ったり、自分を責めたりもするけど、最終的に自分を愛することを学んでいく――そんな思いを込めました」