【ネタバレあり】ジェダイの暗部に迫った「スター・ウォーズ:アコライト」最終話、双子の故郷での対決と真実の果てに
『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前、〈ジェダイ黄金期〉という新たな時代を舞台にしたオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」最終・第8話が配信。多くの謎と、考察をうながす興味深い余白を残しながら、ひとまず物語は幕を閉じた。
「イカゲーム」で世界的俳優となった韓国出身のイ・ジョンジェが全編英語セリフで挑んだマスター・ソルは、信じられない形で去り(でもどこかで予期していたような…)、アイコニックなジェダイとして「スター・ウォーズ」史にその名を刻んだ。また、「スター・ウォーズ」で“おなじみのジェダイ・マスター”のカメオ出演は、その喪失で沈んだ心を高揚させるには十分だった。
イ・ジョンジェが事前に、「これまでの映画やオリジナルドラマの世界観はそのままに、また違った物語で印象も異なる『スター・ウォーズ』作品かつ特別なプロジェクト」と語っていた「アコライト」。
確かに今作では、ジェダイ・オーダーは“権力を持つ巨大組織”であり他者の感情をコントロールする、カルトのようだという指摘が外部からなされ、保身を言い訳にした正当化や共謀と隠蔽、強い感情を抱えたまま自分らしく生きることは“ジェダイ失格”であること、また、訓練と称して子を奪われる立場からの視点といった、これまでにないジェダイの一面が描かれた。