くらし情報『キングギドラ、モスラをつくった怪獣造形師・村瀬継蔵が胸にとどめる円谷英二の金言』

キングギドラ、モスラをつくった怪獣造形師・村瀬継蔵が胸にとどめる円谷英二の金言

ぬらぬらと首が動く感じがすごく上手に撮れたと思います。

キングギドラ、モスラをつくった怪獣造形師・村瀬継蔵が胸にとどめる円谷英二の金言

――もうひとつ、『カミノフデ』の中で、怪獣造形師だったヒロインの祖父が、ある撮影でスーツアクターも務めて、火だるまになってビルから落ちるカットの撮影に参加したというエピソードが明かされますが、これも村瀬さんご自身が実際に経験されたことですよね?
村瀬:あれは香港の『北京原人の逆襲』(1977)の時の話ですね。北京原人のスーツアクターがいなくて、スタントマンに「君が火だるまになって落ちてくれ」と言ったら「保険をかけてくれればやりますけど、保険がないなら火をつけてビルから落ちるなんてできません」と言われまして。

そうしたら(特殊効果の)久米攻さんが「じゃあ、村瀬さん燃やしちゃおう」って言いまして…(笑)。それを聞いて「私を燃やしちゃう…?」って思ったけど、やっぱり造った自分がどこまで燃えても大丈夫かとか一番わかっているからね。もう、こうなるとしょうがないですよね。「じゃあ僕が入ります」と。

撮影の有川さんが「北京原人の皮は何枚ある? 最低3カットはあるからね」と聞くので「1カットで撮っちゃえばいいんじゃないですか?」「いや、3カットはほしい」

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