多部未華子“シンパイ”が予測する最悪な未来とは…『インサイド・ヘッド2』吹替版本編シーン
こんな風に、なにかを心配しすぎて嫌なことばかりを想像してしまう時、あなたの頭の中でもシンパイが未来についてシミュレーションしているにちがいない。そんなシンパイを抱えたライリーは、将来のことを不安に思って大切な親友とすれ違ってしまったり、新しい高校にいる憧れの先輩と仲良くしたいのに背伸びして空回りしてしまったり、誰かと比べて落ち込んだりと、誰もが経験したことのある感情の嵐に襲われることに…。
本作が映画史を塗り替える超特大ヒットとなっている大きな要因のひとつに、“シンパイ”という感情にフォーカスを当てた点があると米タイム紙を始め、多くの海外メディアが分析している。ヨロコビはライリーを前向きで楽しい気持ちにして喜ばせること、カナシミはライリーの悲しい気持ちに寄り添って一緒に悲しむこと、ビビリは危険なものや怖いものからライリーを守ることなど、あなたの中にもいる“感情たち”にはそれぞれ役割がある。世界が大きく混乱する中で、“シンパイ”という感情は国境も世代も越えて誰もが抱えている感情であり、その“シンパイ”にどう向き合うかは、あらゆる人の頭を悩ませる永遠のテーマである。
そんなシンパイの役割について、本作を手掛けたケルシー・マン監督は「心配という感情は、手助けをしてくれることもあります。