くらし情報『【インタビュー】齊藤工、竹林亮監督への絶対的信頼「商業的作品にはない本質」を生み出すクリエイション』

【インタビュー】齊藤工、竹林亮監督への絶対的信頼「商業的作品にはない本質」を生み出すクリエイション

として確立しているのは竹林監督のクリエイションだと感じています。齊藤さんはどのようにご覧になっていますか?

齊藤:おっしゃる通り、これだけ情報があふれていて、映像・映画を受け取る環境が配信ベースになりつつあるなかで、映画と個人で配信している映像の差別化がものすごく問われる時代であり、「これにお金を払うの?」と言われてしまう可能性も建付けとしてはありました。ただ、僕が出会った被写体の子どもたちと施設の方々、そして竹林監督のクリエイションと被写体との距離感は絶対にそっちにはいかないという確信がありました。この座組でなければ、やろうと思えなかった気がします。

【インタビュー】齊藤工、竹林亮監督への絶対的信頼「商業的作品にはない本質」を生み出すクリエイション

竹林監督の『14歳の栞』が劇場に足を運ばせたのは、口コミが援護射撃になっているのも大いにあるかと思いつつ、作品から漂う「クオリティの高さ」かと思います。『大きな家』も構図をはじめ結果的に映像のクオリティがとても高かったですが、企画当初はそうした映像面においては、かつて自分が被写体としてマダガスカルやカンボジアに竹林監督と行くドキュメンタリーを経験した関係値もあり、竹林監督のクリエイションに対する信頼だけでした。そのうえで「コロナが明けてきたいま撮らないと逃してしまう何かが確実に映り込むはずだ」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.