小西真奈美インタビュー 緊張感と信頼感の中で生まれた名シーン
緊張感を持って望んでくれたことが嬉しくて…」。
「求められる限り、女優としてやっていきたい」
そして、そのシーンを撮ったあとに『相棒』シリーズがこれだけ長く愛されている理由は「これだ」と確信したと言う。
「絶対的な信頼感があることと、初心が現場に漂っていることですね。シリーズが長くなればなるほど、馴れ合う可能性は出てくるもの。けれど『相棒』のキャストにもスタッフにもそれが全く感じられないんです。私のようにゲストでポーンと現場に入っても、絶対的な信頼感を委ねてくれる──緊張感と信頼感が共存している素晴らしい現場でした」。その「緊張感」を楽しんで受け止めたからこそ、あれだけの演技がフィルムに刻まれたのだろう。
そんなふうに、またひとつ演技の幅を広げたからこそ聞いておきたいのは、今後の野望。
どんな女優を目指すのか?プライベートではどんな人生プランがあるのか?
「いつまで仕事を続けるのか、結婚して子供が産まれたら仕事をどうするのか、個人的なプランは全くないんですよね。そういうことに関してはものすごくフワッとしているんです。ただ言えるのは、(女優として)求められる限り仕事はやり続けたいとは思っていて。