クリスティン・ベル インタビュー 正統派の殻を破る『バーレスク』“悪徳”の魅力
今回の役を演じるに当たって、ヴェロニカ・マーズという正統派の主人公の役柄のイメージを覆そうという意識もあったのでは?
「そこまで思いつめるほど、『ヴェロニカ・マーズ』は大ヒットしてないわよ(苦笑)。でも、あの作品もヴェロニカという役も私にとっては本当に本当に大好きで、大切なものなの。いまでもあの役を演じ続けていたいって思うくらいにね。加えてヴェロニカというのは、素の自分にもかなり近かった。いまじゃ取材のためにこんな風に着飾ってるけど、普段はあんな感じよ(笑)。そういう意味で、ヴェロニカのイメージを壊そうとして葛藤する、というよりも自分の本質とは全く違うタイプの役を演じるという意味での苦労はあったわね」。
ちなみにクリスティンも、アギレラも1980年生まれで今年30歳。クリスティーナ・アギレラという、稀有な歌の才能を持った同世代の人物を彼女はこれまでどのように見ていたのだろう?そして、同じ作品に出演しての感想は?
「ひとつ言えるのは、彼女は異星人の肺を持つ女だってこと(笑)!とにかく信じられない才能と肺活量で、常に同じ世代の人たちの中でも先頭を切って走っている人として見てきたわ。
そんな彼女と共演するってことに初めはすごくドキドキしてたのよ。